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今年も残り3か月。試算やろう。【NISAの期間切れに注意】

税金、社会保険など。

早いもので10月になりました。
今年もあと3か月で終わります。
株式相場も少し不安定で気になりますが、そんな中そろそろやっておいた方が良いことがあります。

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今年の株式売却益や配当収入、含み損益の確認。

多くの方が特定口座を利用していると思いますが、一般口座を利用している投資家もいらっしゃいますし、特定口座を利用していても複数口座を利用している方もいます。

現時点の、売却損益、配当収入、含み損益の状況を確認してみましょう。
そして、必要に応じてクロス取引や利益確定等年末に向けて検討しましょう。
口座ごとに損益状況が異なる場合等、確定申告必要なのか或は敢えてするのかしないのか、といった方向性の検討もできると良いです。

かえでさん。
かえでさん。

確定申告時期になって、税理士に丸投げして
全部おまかせっていうのは卒業しましょうね。

一般NISA口座の取扱の検討。

5年の非課税期間が終わる資産を保有している方もいると思います。以下の検討が必要と思います。

  • ロールオーバー
  • NISA内で売却
  • 特定口座(や一般口座)に移管

ご存じの通り、NISA口座内で売却益が出ても非課税ですが、売却損の場合は特定口座等NISA外との損益通算はできませんので、留意してください。

ロールオーバーも売却もせず、特定口座へ移管することも可能です。来年のNISA枠を他の銘柄で利用したい場合には有力な方法ですが、留意すべき事項があります。

移管時の時価が新しい取得価額になる

例を挙げると、

①10,000円で投資した株式 特定口座移管時に12,000円に上昇しているケース
新しい取得価額は12,000円になります。
その後株価が11,000円になった際に売却、本来利益は1,000円なのですが、申告上は損失1,000円として扱われます。

②10,000円で投資した株式 特定口座移管時に8,000円に下落しているケース
新しい取得価額は8,000円になります。
その後株価が9,000円になった際に売却、本来損失1,000円なのですが、申告上は利益1,000円として税金がかかります。

もりっこ。
もりっこ。

②の場合は全く非課税メリットを享受できないどころか
その後も損しますね…。
税務的な考え方としては、実際に売却しなくても、
「NISAから特定口座移管時には売却が行われ
(損益はそこで清算してチャラ)新しく特定口座で
購入したと考える」
という感じです。

従って、NISAで損失の出ている株を特定口座に移管する場合は、安易に実施せず、上記の留意点を踏まえて上で行ってください。基本的な方向性は以下でしょうか。

値上がりしている:ロールオーバー、売却、特定口座への移管いずれでも。
値下がりしている:ロールオーバーで上昇を待つ…。
かえでさん。
かえでさん。

とはいえ、値下がりしている場合は損切した方が
資金の有効活用できますし、その銘柄の事業状況や、
他にNISA枠使用したい銘柄の有無、
そもそも損失の多寡も踏まえて判断が必要になります。
ちょっと悩むかも。

 

自分の所得税も試算してみる。

ここは多少知識が必要になるかもしれませんが、自分の令和3年の所得税の試算もできると良いですね。
特に個人事業を行っている方は必須と思います。
サラリーマンの方もできれば行ってみて下さい。

ふるさと納税する?

ふるさと納税の実施を考えている場合、或は既に実施しているが追加実施を検討している場合、2,000円の負担でいくらまで寄附が可能か、或は寄附先の選定等年末ギリではなく余裕を持って検討しましょう。

もりっこ。
もりっこ。

この点でもサラリーマンも所得税試算する意味がありそうです。

小規模企業共済や経営セーフティ共済等の節税策も。

個人事業者の節税策として有名な小規模企業共済や経営セーフティ共済の利用や年末の掛金増減の検討。
或は、(必要な)消耗品の購入といった節税の検討は早めに行いましょう。

もりっこ。
もりっこ。

カレンダーで見ると10月祝祭日ありますが、オリンピックの実施で
実際には祝祭日はなくなっているようです。
節税の検討や納税額の状況確認等は少し余裕を持って行うことを
お勧めします。

特に上記のような共済系は、契約や支払の締め日がありますので留意。

それでは、よい1日を!

 

 

 

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