高配当株投資を推奨してますが、ジュニアNISAが気になる今日この頃【今年からならジュニアNISAはアリ】

高配当株投資の理由 税金、社会保険など。

子供が18歳になるまで(正確には、3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで)、基本引き出すことができないということで、不評だったジュニアNISAあまりに不評で2023年で制度が廃止されることになっています。

もりっこ。
もりっこ。

ここでジュニアNISAの解説した投稿へリンクしようと思ったら、まだ書いてなかった…。まぁ概要は各金融機関のHPの方がまとまってますのでそちら参照ください。

そのなジュニアNISAですが、普段高配当株投資を実践して進めている割には、最近ちょっと気になっています。何故なら皮肉にも廃止が原因で使える制度になってしまったからです。

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ジュニアNISA 2023年で廃止の背景

18歳までの払い出し制限

ジュニアNISAはあまり人気がありませんでした。最大の要因は上記の通り18歳まで(正確には、3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで)ジュニアNISA口座から払い出しできないからです。

大学入試や入学金支払のタイミングを念頭にしての制度設計で、中長期での運用環境を提示するのが目的かと思いますが、例えば、それまでに運用が上手くいって必要額の確保ができていても払い出しできず、非課税で解約できるタイミングで暴落相場が来たら目も当てられません。それ以前にも、高校から私立に通うことになり、15歳のタイミングで資金が必要になるケースも当然考えられます。この辺りが問題でした。

ジュニアNISA口座廃止すると遡って課税

また、どうしても18歳以前に必要となったため、口座廃止・解約すると、過去に遡って課税されていしまうということになっていました。

もりっこ。
もりっこ。

運用上手くいって資金増えてるのなら税金取られてもいい気もしますが、”非課税制度”と謳ってしまうとそれを期待しちゃうよね。

なんと制度廃止で使える制度に

2023年で廃止ですが、それを受けて2024年以降は18歳未満でも非課税の恩恵を受けたままで払い出しできるようになりました。これは大きいです。上記の使えない人気のない制度であった理由が解消されたので、廃止まであまり時間はありませんが、一躍使える制度になりました。

ジュニアNISA検討すべきケース

投資額の確認

年間80万円が拠出限度で、2020年分が間に合えば2020~2023年の4年間、子供一人あたり合計320万円が投資可能額となります。子供が二人いれば640万円ですね。
また、5年間の非課税期間が終了すると、子供が20歳になるまでは「継続管理勘定」という非課税の口座に切り替わります。新規の投資を行うことができませんが、子供が20歳になるまで非課税で保有することができます。

検討すべきケース

ジュニアNISAを利用した方がよいケースを考えてみました。

子供が小さく投資期間がある程度(できれば15年以上)確保できる場合

非課税ですし、やはり個人的には信頼できる株式投信で運用が良いと思います。勿論、損をすることもあり得ますが、15年以上投資期間があれば目減りするリスクはかなり低減されます。従って、10年以上(できれば15年以上)投資できる時間のある小さい子供がいるケースは検討の価値があるかと思います。

もりっこ。
もりっこ。

うちは上は11歳、下は7歳…。ちょっと遅いかなぁ。下の子ギリか。

親のNISA枠を使い切っている場合

親の一般NISAの方が機動的に非課税で引き出し可能です。ジュニアNISAが非課税で売却できるのはあくまで2024年以降であることに留意しても、まずは親のNISA口座優先ではないでしょうか。

子供に資金贈与して良い考えがある場合

ある程度学費を念頭に置いての制度とするなら、学費は親が負担するという思いがなければ始められません。”大学に行きたければ自分でアルバイトして行くべき”との思いがある場合が必要ない制度です。また、学費は親が負担すると思っていたとしても、想定外に資金が増えた場合のその資余剰金も子供のものということを理解しておく必要があります。制度としては子供に資金の贈与を行って(お金を子供にあげてしまって)子供口座で運用するという形になります。

もりっこ。
もりっこ。

そういう意味では相続対策でもともと生前贈与を検討されている家にはよりマッチする制度かも。

ジュニアNISAの個人的な位置づけ

個人的には結婚資金や成人後にプレゼントする為のまとまった資金は不要と思っていますが、大学に行きたいのならその学費は準備してやりたいと考えています。
一般NISAは使い切っていますし、普段高配当株投資を推奨・実践しているのですが、学費目的であればちょっと検討してみてもいいと感じています。

高配当株投資においては、現在配当は再投資に廻しているものの将来どこかの時点で再投資しない時がくると思います。また、将来にわたって投資元本は取り崩さず”お金がどんどん減っていくことを目にしない老後”を目指しています(達成できるかどうかはわかりませんが)。

私がジュニアNISAを検討しても良いかもと思っているのは、あくまで子供の大学までの学費の為と割り切っており、その為に投資元本を払い出してすべて使い切って良いと捉えている、つまり目先10年未満の短期(或いは中期)で使い切ってしまう時限目的のための投資と捉えているからと思います。

高配当株投資のポートフォリオを取り崩して学費を出すのは避けたく、学費の為に置いている預金をジュニアNISAに廻すのは、個人的にはアリかな、と。勿論、学費以外でも結婚資金等々できるだけ子供にお金を残したいと思う方はより利用価値がある制度ですね。

もりっこ。
もりっこ。

元々学費以降は援助するつもりはありません。自立してください(笑)

 

 

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