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先週末、急遽母親が入院してかなりバタバタしております。少し入院が長引きそうなので、高額医療制度を利用することになりました。そんな近況もあって、高額医療制度の簡単な紹介です。
高額医療制度
高額医療制度とは
健康保険の制度になります。高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分が、後で払戻される制度です。
原則的な仕組みはコチラ。
(出典:全国健康保険協会HPより)
本来は、一定額を超えた支払は後で還付される仕組みです。
一定額とは?
年齢や所得によって一定額は変わりますが、数千円~25万以上と様々です。自分がどの程度まで負担する必要があるかは上記のHPなどで一度確認しておくとよいかと思います。

直感でわかると思いますが、年齢が高くなるほど、所得が少ないほど、自己負担額は少なくて済みます。
限度額適用認定証の利用
一定額までの医療費負担で済むとはいえ、原則通りだと一度先に自分が支払って後で一定額以上を還付されるという流れになり、どうしても当初のお金の工面が大変かもしれません。
そんな場合(病状から高額医療費制度を利用することが見込まれる場合)は、限度額適用認定証を申請・利用することで、一定額を超える医療費の支払が免除されます。

これなら安心。

入院時等病院で勧められたりするので、既に利用した人も結構いるかと思います。
高額医療費制度の留意点
月毎に判断・計算される。
医療費集計が月毎(1日~月末)なので、総額では自分の限度額を超える医療費がかかったものの、月毎で換算すると限度額以下に収まった場合には、高額医療費制度が利用できなかったりします。
世帯合算他
以上のように、世帯合算が可能であったり、医療機関ごとに計算するといった留意点があります。実際に病院でまとまった医療費がかかる場合は、都度確認しましょう。
高額医療制度でわかること、考えておくと良いこと。
この制度をある程度知っておくことでわかることは、意外に医療費はかからないかも、ということです。
もしかしたら、少々語弊のある言い方かもしれませんし、”医療費かかって大変なのに何言ってるんだ!”とお叱りの声が聞こえてくるかもしれません。医療費の負担が大変で困っている人が世の中には居ることは理解しているつもりです。
しかしながら、この制度があることで、治療や入院に時間がかかるような病気になっても、医療費負担が一定額で済む(所得階層によっては、定率で伸びる計算となる場合もあります)というのは、とても安心できると思います。
翻って、民間の医療保険がホントに必要なのかどうかの材料にもなると思います。私自身はそもそも生保には入っていませんが、医療保険にも入っていません。
何故なら、この高額医療費制度があるから、というのが大きいです。そして、高額にならなかった医療費(限度額以下)については貯金で賄えると考えています。

そういえば、”入院1日目から保険金出ます!”と言われると、”素敵~”と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、逆にそこは保険要らんだろっ、とも思います。
そんなありがたい制度について簡単な紹介でした。

でも、利用せずに済むならそれに越したことはありません。みなさん健康に過ごしてくださいね!
それでは、よい1日を!
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