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不安定。タマホーム(1419)2024年5月期1Q

タマホーム 2024051Q決算 1419 タマホーム
タマホーム 2024051Q決算確認

 

もりっこ。
もりっこ。

おはようございます☆
もりっこ。です。

高配当界隈で結構人気のあるタマホーム。
2024年5月期1Q決算発表がありました。
内容は芳しくなかったようです。

かえでさん。
かえでさん。

2023年10月27日現在の株価は3,455円、
配当利回りは5.35%。

荒波さん
荒波さん

個人的には保有してないけどな。

尚これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。
また記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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タマホーム 2024年5月期1Q

経営成績。


(出典:決算説明資料

売上高:532.3億円 (前年同期比 ▲9.4%
営業利益:13.8億円 (同 ▲51.4%
経常利益:15.3億円 (同 ▲48.1%
親会社株主に属する四半期純利益:9.3億円 (同 ▲51.7%
荒波さん
荒波さん

相当な減収減益やん…。

かえでさん。
かえでさん。

営業利益率も前年同期の4.8%から2.5%へほぼ半減。
ただでさえ低いのに…。

背景として住宅市場全体が弱含みということのようです。
・資材価格の高騰の影響を受けた住宅販売価格の上昇
・物価上昇による消費マインドの低下等…。


(出典:2024年5月期第1四半期決算短信

タマホームも注文住宅の販売棟数・販売金額ともに大きく減少しています。

もりっこ。
もりっこ。

不動産事業も戸建分譲は戸数・金額とも増加していますが、
不動産事業全体では前年同期比△ですね。

荒波さん
荒波さん

戸建分譲のみだと増収増益な模様。

営業利益の分解資料もありました。


(出典:決算説明資料

営業利益の減少も注文住宅の引渡減少が大きな要因です。

財政状態。


(出典:決算説明資料

自己資本比率は31.1%(前期末と同水準)

貸借対照表での目立った増減(対前期末)は、
現預金 ▲137億円
・未成工事受入金 +36億円
その他負債 ▲92億円
純資産 ▲43億円

かえでさん。
かえでさん。

その他負債では、未払法人税等が▲35億円
(前期末の確定法人税等の支払)、及び
未払費用▲60億円が大きな要因となっています。

もりっこ。
もりっこ。

純資産の▲の大部分は配当による
利益剰余金の減少が要因。

前年同期比減収減益決算。
特に利益率が悪化し、減益幅が大きい。
主力の注文住宅が販売棟数・金額とも大幅減少。

来期業績予想

業績予想。


(出典:2024年5月期第1四半期決算短信

売上高:2,570億円 (前年同期比 +0.4%
営業利益:141億円 (同 +6.3%
経常利益:141億円 (同 +4.6%
親会社株主に属する当期純利益:92億円 (同 +5.6%
荒波さん
荒波さん

計画据置なんやな。
1Q悪いけど大丈夫か?

かえでさん。
かえでさん。

タマホームは例年1Q進捗率が悪いという特徴があるので、
その辺りも考慮に入れてということでしょうか。


(出典:IRバンク

もりっこ。
もりっこ。

確かに例年1Q進捗率は低いのですが、それにしても
それ以上に当期の1Qの進捗率は低い点が気がかりです。

かえでさん。
かえでさん。

うーん…。

配当予想。

年間185円(2023年5月期から5円増配)。

荒波さん
荒波さん

前期末予想から変更なし。

タマホーム 気になるトコロ

注文住宅の受注。

決算説明資料の冒頭に「当第1四半期においては、受注は堅調に推移。」と記載されています。

とはいえ、、、

(出典:決算説明資料


(出典:2024年5月期第1四半期決算短信

もりっこ。
もりっこ。

ある程度の水準とはいえ、確実に減少傾向です。

かえでさん。
かえでさん。

外部環境鑑みてもあまり増加しそうな気配はないかもね…。

結構長期間の推移も掲載されていたので参考まで。

(出典:決算説明資料

荒波さん
荒波さん

注文住宅の1Q受注棟数で言うと、
6,7年前くらいの水準やな。

最近、低価格を脱しようとはしているとはいえ、この受注棟数減少は気になりますよね。

その低価格路線の脱却。


(出典:決算説明資料

背景にはもちろん原材料費や人件費の高騰もありますが、会社として安さのみをウリとすることからの脱却を図り、利益率の向上を目指しているようです。


(出典:2024 年 5 月期第 1 四半期 決算説明会に関する質疑応答概要の公開について

かえでさん。
かえでさん。

同質疑応答において、実際に利益率は上昇している
との回答も別Qでありました。

もりっこ。
もりっこ。

確かに受注棟数が減っても利益率が向上すれば
業績の落込みをカバーできる部分はあると思います。
気になるのは、既に「タマホーム=安い」という
イメージが定着している部分。

ただ安いだけでなく、品質とのバランスをはかり「より良いものを安く」と上のQAでも回答がありますが、そうは言っても「例えば住友林業を検討している人がタマホームで建てるかな?」という疑問は今の所払拭できません。

かえでさん。
かえでさん。

また今後タマホームの価格帯が上がっていくと、
現在タマホームで建てていた層が地場の中小工務店に
流れる可能性も否定できないかも。

この辺りの今後の価格帯と顧客層のマッチングの状況はとても気になる部分です。

荒波さん
荒波さん
積水ハウスや住友林業と違って米国市場成長の恩恵を受けれないし、
或は大和ハウスのように住宅以外の施設の事業割合が大きくもないので、
国内注文住宅頑張らないとなー。
もりっこ。
もりっこ。

住宅市場というのは景気敏感な部類なんで、
元々業績上下は結構ある業種といえばそれまでですけどね。

まとめ

減収減益決算(特に減益率大きい)。
注文住宅の販売棟数・金額大きく減少。受注数も減っている。
・戸建住宅(不動産事業)は健闘。
2024年3月期予想増収増益、配当見込現時点では変更なし。
・1Q進捗率は例年より低い。
・今の所、国内注文住宅頑張るしかない。
・低価格(のみ)路線からの脱却の動向は興味津々。

通期予想は据置とはいえ、ちょっと不安になる1Q決算でした。

かえでさん。
かえでさん。

景気敏感という住宅産業では
あり得る業績の上下かもしれませんね。

もりっこ。
もりっこ。

そういう意味では、個人的には積水ハウスや住友林業の方が
投資優先度としては高い気がしています(異論ok)。

荒波さん
荒波さん

配当利回りは高く魅力的なんやけどなー。

タマホーム2024年5月期1Q決算でした。

それでは、よい1日を!
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コメント

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