段階利益について 1

投資全般

損益計算書には数種類の”利益”があります。基本的なことですが、これら利益の内容のおさらいです。

売上総利益

粗利とも言ったりしますが、売上総利益が正式名称です。

売上高ー売上原価=売上総利益

小売業で考えると、売上から仕入(在庫の残高の調整有)を控除したものと考えるとわかりやすいかと思います。200円で仕入れて300円で売ると、売上総利益は100円です。
言い換えると、その商品やサービス自体での利益となります。
ちなみに、製造業だと、売上原価は製造原価と言い換えることができ、製造するための費用(工員の賃金や加工外注費、工場の家賃や水光熱費、製造部門での間接費なんかも含まれます)となります。
そもそもここで損失出しているのは大問題で、ビジネスモデルが破綻しています。

営業利益

売上総利益ー販売費及び一般管理費=営業利益

会社のビジネスを行うには(売るには)、原価だけでは不可能です。役員報酬、営業や事務に係る従業員の給与、社会保険料などの人件費、オフィス賃料や広告費や交際費も必要でしょう。つまり、商品やサービスを売るために欠かせない経費が必要で、そこまで考慮した利益を営業利益と呼びます。所謂本業での利益ですね。

もりっこ。
もりっこ。

私が最重要視する利益です。

経常利益

営業利益+営業外収益ー営業外費用=経常利益
経常利益というのは、会社の財務状況も反映した利益です。
営業外収益には預金や保有有価証券の配当収入や本業以外の収入(不要資産の賃貸料、助成金収入や敷地に置いた自販機手数料等)、営業外費用には借入利息等金融費用が主に計上されます。
会社のビジネスの利益は本来営業利益なのですが、例えば、自己資金が少なくて借入を行っている会社やビジネスモデルとして借入が必要な会社は、借入がないと立ち行きません。文字通り”経常”的な会社の利益となります。

税引前当期純利益

経常利益+特別利益ー特別損失=税引前当期純利益
特別利益・損失は、臨時的な損益が計上されます。保険金収入や災害損失、投資有価証券評価損、固定資産の売却損益等、臨時的或は異常な理由で発生した損益まで考慮した会社全体の活動からの利益であり、法人税等を差引く前の利益です。

当期純利益

税引前当期純利益ー法人税等(税効果会計による法人税等調整額含む)
文字通り、法人税等の税金も控除した最終利益です。高配当株投資でよく確認する配当性向はこの当期純利益(1株当たりで計算することが多いです)のうち、何%を配当に廻しているかという指標です。

従って、高配当株投資には重要な利益であるとはいえるのですが、それでも私は営業利益の方を重視しています。

もりっこ。
もりっこ。

ここまで踏まえて、私なりの高配当株投資に関する段階利益の着眼点なんかを次回に。

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