段階利益について2 高配当株投資における着眼点

高配当株投資

私なりの高配当株投資における段階利益の着眼点について書きます。

直接配当とリンクするのは税引後当期純利益ですが、、、

配当の元になるのは最終利益です。またこの最終利益をもとに配当性向も計算されます。”最終利益〇%減とか増”とかいうニュースで株価も結構動いたりします。何より、その会社の活動の最終結果です。
従って、税引後当期純利益が重要な指標であることは間違いないと思います。

最重要視するのは営業利益

但し、私が高配当株投資であったり以前の割安株投資においても、最重要視するのは営業利益だったりします。具体的には営業利益率という指標で見ます(銀行のように営業利益がない事業形態の会社は経常利益を代替的に重視します)。

確かに最終利益(税引後当期純利益)も重要なのですが、最終利益には臨時的な特別損益を含んでいて会社には不可抗力かもしれない災害損失や市場相場の変動による投資有価証券評価損なんかも含まれます。勿論、これらも会社の活動の結果であることは受け入れるべきですが、本業の利益である営業利益がしっかりしていれば、翌年には最終利益も回復する可能性が高いですし、会社の本質の部分が毀損していないのであれば、最終利益のダウンで株価が下がった際には、株式購入の好機ともいえます。

ということで、私は本業の状態を示す指標を最重要視します。
あと、特別損益については、キャッシュの流出を伴わない損失が計上されることも多いです。評価損や減損など。高配当株投資の目線で行くと、キャッシュが毀損していないというのも重要です。

但し利益は実体がないことも覚えておく

そもそも段階利益の中では、営業利益(率)を最重要視します、という話なのですが、実際の高配当株投資においては忘れてはいけないことがあります。

利益には実体がないんです。

どういうことかというと、段階利益は全て差額概念なので、利益〇〇円が手元に実存しているわけではないということです。この辺りはどちらかというと管理会計や経営の部類の話ですが、利益数値自体を絶対視してはいけないということで、私も投資の際には営業利益(率)自体単独で見るのではなく、必ず営業CFも見るようにしています。営業CFは営業で稼いだCFであって、その金額と同じだけの現金を生み出してます。当たり前ですが実在しているのです。いくら利益があっても債権回収が滞れば会社は傾きますし、営業CFがマイナスにならないまでも利益水準からみて大幅に営業CFが悪化している場合(売上債権が大幅に増加している等)は、ちょっと投資を考えます。

ただ、1点難があって、金融(貸付やリース)業では、CF表の構造上、事業が順調であればあるほど営業CFがマイナスとなります(営業資産(貸付)が増加するのでCF上はマイナスとなる)。CF表作成ルール上仕方がないことなのですが、ちょっと投資先の業種によっては悩ましい部分です。
事業特性上はそういう事業なので営業CFがマイナスでも問題ない、といする説が一般的ではありますが、多少手元でCF組み替える等して、スッキリしたい気もします。

もりっこ。
もりっこ。

この辺りは自分のなかでももう少し消化するには一手間必要かなぁと考えています。

 

 

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