自己株式の消却。【学究社発表してましたね】

投資用語解説

高配当株、学究社も発表していました。自己株式の消却
今回はこれについて。

自己株式の消却とは。

学究社発表

こんな感じ。

(出典:自己株式の消却に関するお知らせ

自己株式の消却とは。

文字通り、この世から消し去ります(笑)

自己株式の取得の段階では、会社が取得した自己株式は会社が保有したままです。発行済株式数も減りません。株式としては存在しています(電子上ですが)。
また、決算書では、純資産の部の株主資本の内訳項目として表示されます。

(出典:学究社2022年3月期第1四半期決算短信 より)
この自己株式が消却されると、その分発行済株式数が減ります。

会計処理としては資本剰余金と相殺されますので、上記の決算書表示の資本剰余金が減少。そして今回は自己株式が0になりますね(上記リリース記載と通り、自己株式の全部を消却するため)。

株価や市場の影響

実はそんなにありません、ないことはないんでしょうが、自己株式の取得時と比べるとあまり影響はないと言ってよい気がします。
自己株式の取得の際は、市場からその分株式が減少し自己株式となることで、以下のことから明確に他の株主の権利が増加します。

  • 自己株式には議決権が無い。
  • 自己株式には配当金が出ない。
かえでさん。
かえでさん。

確実に他の株主の分け前が増えるってワケね。

従って、自己株式の取得については、配当と並び株主還元の有効な方法であり、通常株価は上昇します。

もりっこ。
もりっこ。

高配当株投資を行っているので、私自身も投資先には毎期ある程度の水準の安定配当或は増配を期待してしまいますが、配当の場合は減配すると株主からはどうしても嫌がられ株価も下がりがち(優待の廃止なんかも同様です)。実を言うと、自己株式の取得の方が会社としては、機動的にできる時にできるという面で、やりやすい株主還元と言えるかと。

ただ、自己株式の消却においても株主にとって以下のメリットは考えられます。

自己株式の取得により会社が保有している自己株式ですが、第三者に売却したり、M&Aの対価や、従業員等への新株予約権(ストックオプションと言った方が聞き馴染みがあるかも)の対象とすることで(自己株式の処分と言います)、再び市場で流通する可能性があります。
つまり、自己株式の取得時の他の株主のメリットが無くなる可能性は残ったままということになるのですが、会社が自己株式を消却することで、その懸念は払拭されるということになります。

そんな自己株式の消却という、ちょっとマイナー(?)な話でした。株主にとっては良い話であることは間違いないかと。

それでは、よい1日を!

 

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