おはようございます☆
もりっこ。(@moricco_net)です。
最近増税の話もきな臭いですが国民年金や国民健康保険辺りも少々きな臭いです。
国民年金保険料の納付期間の延長や、
来年度の国民健康保険料上限額増額の
話がチラホラ。
ちょっと思いつきですが、国民年金保険料推移と
国民健康保保険料の上限推移を確認してみました。
国民年金保険料の推移
ここ20年程度の国民年金保険料(月額)の推移は以下のような感じです。
(出典:国民年金保険料の変遷)
私が社会に出た頃は月額:1.1万円くらいだった気がします。
また7年間同額だったせいもあり、13,300円というのは
記憶に濃いですね。
今では月額約1.6万円。
ここ20年くらいで
年間5,6万円の負担増ですね。
ちなみにそれ以前の表も有ったので載せてみます。
(出典:国民年金保険料の変遷)
昭和50年代~平成初期までの上昇額がすごいね。
さすがにこの辺りは物価上昇もありますけどね。
国民年金保険料は、毎年保険料の改定率に物価変動率や実質賃金変動率を考慮して掛金が変わっていくようです。
平成23年度、平成24年度、平成30年度、令和4年度は
保険料減額になっていますが、
基本的には増額になることが多いですね。
国民健康保険料上限額の変遷
今度は国民健康保険料上限額の変遷(年額)です。
(出典:国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額について)
こちらは、給与所得者以外(主に個人事業主や無職の場合)に加入する制度ですが、住民税同様前年の所得を基に自治体が計算します。
確かに私が社会に出たころは上限5,60万くらいでした。
いつの間にか100万(介護保険料分含む)台に!
約20年で倍かよ!
しかもこの国民健康保険料は、給与所得者の社会保険のイメージと違ってそこまで多額に稼いでなくても意外にすぐ上限額に達してしまう感があります。
感覚的な話で恐縮ですが…。
国民健康保険料について少々脱線
以前もどこかで少し触れましたが、
ちょっと脱線。
国民健康保険料なの?国民健康保険税なの?
国民健康保険料とされている場合と、国民健康保険税とされている場合があります。
そもそもは国民健康保険制度に要する費用の徴収方式として国民健康保険法では保険料方式(地方税の枠組外で徴収する)となっています。
なので保険料が本来で、税方式(地方税法の枠組で徴収)は例外。
但し、大半の自治体で税方式を採用しているようで、
これは徴収の時効が長くなったり滞納処分の優先順位が
高くなる等の理由からだそうです。
税方式の方が滞納に強い。
また、税方式を採用している自治体であっても、納税者向けの納付書類では「保険料」と表示されている場合もあるようです。
とまあ、以上のような自治体の都合によって保険料と呼んだり保険税と呼ばれてみたりするそうではあるものの、正直滞納せず払う側からはどっちでもよい話。
通常は「保険料」でも「保険税」でも
変わらんってことね。
よく考えると実質は税な気が…。
当たり前ですが所得が低い方よりも高所得者の方が
保険料(税)が高くなります。
一方で、給付、つまり医療機関を受診したり入院した場合の国民健康保険の負担率は所得に限らず一定です。
これって本当に”保険”なのか?
給付が一律なのに、所得の多い人からより多くの保険料(税)を集めて、所得の少ない人の保険料(税)負担は少額になっています。
つまり、ここでは分配が行われています。
支払う我々から見たら徴収する側の根拠法令や名称が保険でも分配してるなら、
実質税金やん!
ということになる気がする…。
あ、だから保険税(保険のような税(笑))ね。
一応といいますか、万が一の保険事故(病気で病院受診等)の場合は保険給付を受けれるので、保険の要素もあるのは事実です。
そうはいっても、所得に応じた保険料(税)の階層というか多寡の差を考えると、、、
やっぱりもう税金呼ばわりでええやんか!
呼ばわり…(笑)
今回、国民年金保険料推移と国民健康保険料の上限推移を見てきましたが、特に国民健康保険の方は制度として先行きがちょっと不安です。
そもそも無職の方も加入することや保険者の年齢が協会けんぽ等他の制度と比べて高目であったり、滞納率も13%程度(2019年のデータ、一部でも支払えない世帯)と決して低くはない状況です。
運営が厳しいからこそ保険料上限も引き上げが続いている状況。
重ねてになりますが、そんなに大きく稼いでいなくても
すぐ保険料上限に達するので上限の人もそうでない人も、
保険料負担が重く感じる人が少なくないです。
思うことはただ1つ。
あんまりもう高くしないで欲しい…。
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