おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 住友林業
ここ数年人気の出てきた高配当株になります。
2023年6月20日に海外事業の説明会があったようで、その資料から気になるトコロを確認してみます。
2023年6月29日現在の株価は3,488円、
配当利回りは3.58%。
だいぶ配当利回りが下がってきた…。
高配当株 住友林業 海外事業説明会
かなりざっくりサマるとこんな感じ。
〇2023年12月期下期について利益率の低下はなさそう…。
〇アジア事業を米国、豪州に続く第3の収益の柱にしたい。
〇ちゃんと海外子会社監督してます。
米国事業
米国 戸建住宅事業。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
人口構成やリーマンショック以降の建設着工抑制による中古住宅の在庫不足といった背景から、住宅ニーズは高いようです。
どこぞやの国とは人口ピラミッドが全然違うな…。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
米国利上げの影響もあり新築住宅市場も昨年春くらいから減速傾向でしたが、2023年になって下げ止まり・回復基調にも見えます。
みんな気にしている部分よね。
金利上昇による借換ニーズが少ない為中古住宅市場が動きにくいとされており、新築ニーズが堅調の模様。
今年あと2回くらいの利上げがあるのか、
ないのか、そしてその影響は気になりますが。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
ザクとは違う、じゃなかった。
リーマンショック時とは違うのだよ。
リーマンショック時とは(笑)。
進出エリアの8割以上が引き渡し戸数トップ50市場であったり、
米国平均より人口増加率の高いエリアで進出しているといった
進出エリアの優位性もスライドにありました。
市場シェアも確実に伸ばしているようです。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
1.6%が高いのか低いのか悩ましいけど、
まだ上昇余地は充分ありそうや。
米国 不動産開発事業。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
不動産開発の方も少し説明がありました。
優良案件を厳選して事業化するそうです。
また上記スライド中ハイライトしていませんが、金利情勢もあって集合住宅の売却件数は低水準なものの、賃貸物件の入居状況は悪くない模様。
豪州 戸建住宅・不動産開発事業
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
ビルダーランキング3位。
豪州も今後の人口増加が見込まれている市場になります。
どこぞの異次元対策増税国家とは違う…。
アジア 住宅・不動産開発事業
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
まだまだこれからってとこかな。
東南アジアのタイ、インドネシア、ベトナムを中心に事業展開しています。
中国頑張るとかじゃなくて少し安心かも。
その他
ガバナンス。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
直営ではなく、現地法人を子会社化等しつつ、
その裁量をある程度認めて事業展開していくようですね。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
ガバナンス・リスク管理は強化する方向で、職務権限規程による意思決定プロセスの明確化や内部統制制度の導入、駐在員態勢の整備等々…。
その他質疑応答で明らかになった部分として、財務情報は月次で管理、
四半期ごとの在庫チェック、予算策定時の販売不動産取得枠上限設定等も
行われているようです。
子会社も増えていくと、調子の悪い問題児も出てくるかもしれないのでその辺り上手く管理していって欲しいです。
利益率について。
こちらも質疑応答からですが、今期の利益率の大きな低下はない想定の模様。
ポジティブ要因は木材価格の下落。
一方で販促インセンティブ費用は増加。
目標。
(出典:海外住宅・建築・不動産事業説明会資料)
こんな質疑応答も。
(出典:質疑応答)
2023年12月期の販売はともかく、2024年12月期の
米国戸建住宅販売戸数目標は結構大きな数値のようですね。
頑張って欲しいものです。
まとめ
・2023年12月期下期については利益率の低下はなさそう。
・アジアも頑張る。
・現地の子会社管理も頑張る。
・2024年12月期の米国戸建住宅販売戸数目標は結構大きな目標。
海外事業の状況って特に市場環境等少しわかりにくい部分もあるので
こうやって説明してくれると助かります。
事業自体の理解も進みますし。
今回取り上げていないスライドや質疑応答もたくさんあるので、興味のある方は一度お目通しを~。
住友林業の海外事業説明会でした。
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