おはようございます☆
もりっこ。(@moricco.net)です。
高配当株 積水ハウス。
業績も良く、珍しい1月決算ということもあって人気の銘柄です。
12/8に3Q決算出ていたので確認してみます。
2022年12月9日時点の株価2,421円。
配当利回り4.3%。
高配当株 積水ハウス 2023年1月期第3四半期決算
損益状況。
(出典:決算説明会資料)
・営業利益:2,024億円 (同 +20.4%)
・経常利益:2,026億円 (同 +20.1%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:1,498億円 (同 +29.3%)
営業利益率:9.5%
前年同期比増収増益、営業利益率も0.4ポイント上昇!
いい感じですね。
3Qとしては過去最高の業績だそうですよ。
ざっくりセグメント。
(出典:決算説明会資料)
受注高も請負型は減少していますが、全社レベルでは増加。
利益率の良い国際事業増加しています。
特にアメリカは、新たにHolt社、Chesmar社の
連結化も寄与しているそうです。
受注残高を見てみると、
(出典:2023年1月期第3四半期決算短信)
こちらも国際事業の受注残がかなり増加していて嬉しい限り。
請負型事業や開発型事業も減少とはいえほぼ同水準。
全社レベルでは増加だね。
ただこの点は少し留意点あって後記します。
通期業績予想
(出典:決算説明会資料)
・営業利益:2,600億円 (同 +13.0%)
・経常利益:2,600億円 (同 +13.0%)
・親会社株主に帰属する当期純利益:1,740億円 (同 +13.1%)
通年では9/8発表時の予想据置。
営業利益率は前期とほぼ同じ8.8%予想。
配当も予想据置で104円。
前期の90円より14円増配やな。
高配当株 積水ハウス 気になるトコロ。
市況と受注と。
四半期決算短信の記載を抜粋するとこんな記載がありました。
(出典:2023年1月期第3四半期決算短信)
・米国市場も住宅ローン金利の上昇と住宅価格の高止まり等により住宅着工件数及び販売戸数は減少傾向で、受注環境は悪化。
あれ!?
国際事業で米国事業も受注高や受注残は前期比でプラスだったよね。
でも受注環境は悪化なんだ…。
この辺りの記載の整合性を考えると、以下の2点が気になるね。
②積水ハウスの資料は全て金額ベース。棟数・戸数ベースだとどうなのか?
この辺りの資料は開示されていなかったと思うので、
特に②の棟数・戸数ベース情報は知りたいなぁ…。
(見落としあったらごめんなさい)
但し、仮に①の場合に受注・受注残が減少しているから、或は②で棟数ベースだと減少してるからといって、即全力ネガティブ要素ではないです。
既存事業ベースでも棟数ベースでも受注高・受注残が増加しているのが一番良い状況には違いありません。
ただ、新規エリア進出や新規の投資によって業績を上げていくこと、或は販売数量が減っても単価を上げて業績を上げていくことは決して悪いことではありません。
寧ろ普通のことともいえる。
要はこの辺りの情報も知りたいぞっってことやな。
競合の住友林業とかは戸数ベースも開示しているし尚更な。
そうね。
棟数ベースで受注残が減ってたら気にする投資家もいるだろうし、
金額ベースで増加してたら気にしない投資家もいるだろうし。
その辺りの判断材料としては棟数・戸数ベースは開示して欲しいね。
特に影響の大きいアメリカ全体の市況の傾向・雰囲気を
知るには欲しい情報だねー。
まとめ
・通年予想も好業績予想
・金額ベースの受注高・受注残は悪くない。棟数(契約数)ベースは不明。
業績としてはよい本決算を迎えられそうです。
積水ハウス 2023年1月期3Q決算でした。
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