おはようございます☆
もりっこ。です。
さて2024年3月期決算も総合商社5社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事)出揃いました。
各社のIR資料から株主還元のトコロ(特に2025年3月期に関して)を並べてみました。
持株なので双日や兼松も合わせて。
総合商社の株主還元
三菱商事。
まずは王様、三菱商事!
(出典:決算説明会資料)
・2025年3月配当予想は30円増配で1株100円へ。
・総還元性向40%目処。
・配当と自己株式のバランス変更。
やはり累進配当は継続。
また配当30円増配というのは結構な増配幅です。
背景には市場期待を踏まえた配当と自己株式の比率の変更があります。
自己株式も増配も株主としては嬉しいですが、
より増配の方が歓迎されているということでしょうか。
会社としては自己株式取得は使い勝手の良い還元方法ですが、それでも増配に注力ということでありがたい限り。
業績動向によっては追加の自己株式取得の可能性はあるので、その辺りは期待しておきましょう。
個人的にはどちらもwelcomeです!
2025年5月13日時点の配当利回り:2.96%
三井物産。
お次は三井物産。
(出典:プレゼンテーション資料)
・2025年3月配当予想は30円増配で1株200円へ(株式分割前基準)。
・自己株式取得2,000億円。
・総還元性向40%見込。
ありがたや~。
三井物産は自己株取得も決議。
三井物産は欲しいんですけど買いそびれています…。
2025年5月13日時点の配当利回り:2.54%
伊藤忠商事。
伊藤忠商事は、先日(4/3)IRと同様ということで決算説明資料の方は簡単な記載になっています。
(出典:決算説明資料)
その先日の「経営方針「The Brand-new Deal」及び2024年度経営計画に関するお知らせ」から株主還元部分の記載はコチラ。
(出典:経営方針「The Brand-new Deal」及び2024年度経営計画に関するお知らせ)
・自己株式取得1,500億円。
・総還元性向40%以上、2024年度は50%目処(配当下限200円)。
伊藤忠商事は累進配当とは言ってないけど、
2024年3月期実績配当が配当下限となっています。
2025年5月13日時点の配当利回り:2.80%
ちなみに一般的に累進配当の定義としては、”配当金を減配せずに配当水準を維持、もしくは増配し続けること”です。
「累進配当=毎期増配」ではない点は留意やな。
そうそう。
累進配当は連続増配とは違います。
配当維持も定義上は累進配当には含まれる点は頭の片隅に置いておきましょう。
ちなみに累進配当記載の際、三井物産や丸紅は「配当維持もしくは増配」と丁寧に注書きしてくれています(以下の掲載では該当部分は省略しています)。
丸紅。
お次は丸紅さん。
(出典:決算IR資料)
・2025年3月配当予想は5円増配で1株90円へ。
・自己株式取得500億円。
・総還元性向30~35%程度(2025年3月期は42%見込)。
丸紅さんも累進配当銘柄です。
そういえば、ここ数年で累進配当銘柄増えましたね。
住友商事。
(出典:プレゼンテーション資料)
・2025年3月配当予想は5円増配で1株130円へ。
・自己株式取得500億円。
・総還元性向40%以上。
やりー!
高配当株投資を実践する前から保有している銘柄なんで、
余計に嬉しい~。
他の総合商社に比べるとようやく感はありますが…(笑)
おまけ(⁉)2社
メインどころの総合商社は上記の5社ですが、一応持株の以下双日と兼松の2社もおまけ的に…。
双日。
(出典:決算資料)
・DOE4.5%。
・2025年3月配当予想は15円増配で1株150円へ。
・自己株式は機動的に。
・総還元性向30%基本。
わーい!
しかも「毎期増配を実現」と明記しちゃってます。
また双日は以前からDOEも考慮している銘柄。
ここも高配当株投資以前からの持株です。
頑張って欲しい☆
兼松。
(出典:決算補足説明資料)
・2025年3月配当予想は10円増配で1株100円へ。
・総還元性向30~35%も目標。
兼松も2026年度中経から累進配当へ。
兼松の場合は「配当下限90円と定め」とあるので、
配当維持も含めた累進配当とはっきり読めますね。
尚、現時点では自己株式取得には
触れられてはいなかったかと思います。
2025年5月13日時点の配当利回り:3.80%
雑感
好調な業績やバフェットさん効果もあって
株価もかなり上昇したしな。
また上記の銘柄のうち、伊藤忠商事は「累進配当」の文字は見られませんが、実績配当をベースとした配当下限設定している以上実質的には累進配当ともいえそうです。
高配当株投資の実施については、やはり株主還元意識の高い銘柄への
投資は重要で、今後も総合商社は高配当株として大事な投資先
という感を改めて持ちました。
勿論手厚い株主還元の源泉となる収益力の高さが背景にある点もポイント。
とはいえ、現在の配当利回りについてはかなり低下してきているのも事実。
私個人的には投資時の配当利回り要件少々高めに
設定しているので現時点では追加投資しづらい銘柄が多いです。
この辺りは個人個人投資する際の配当利回り要件は違う(そもそも配当利回りかなり低くても将来見越して投資するというスタンスの方もいらっしゃるでしょうし)と思いますが、引き続き継続的に気にしておきたい銘柄達であることは間違いないかと思います。
これからもよろしくね~。
総合商社の株主還元方針並べでした。
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