前回、高配当株銘柄が保有する現預金について書きましたが、今回はこちら側つまり投資家サイドでの現金保有(生活資金として取っておく現金という意味ではなく、投資に廻せる資金のうちで株式購入せずにキャッシュとして保有)について考えてみます。
高配当株投資では売却損益はあまり関係ない。
当然ですが、株式購入に廻せるだけ廻した方が結果として配当収入は増えます。
また高配当株投資は売却益を目的とせず安定的な配当収入を目的としているので、
基本的に購入した株式の売却を行うことは想定していないことが多いです。
従って、購入単価を下げたいという購入タイミング分散目的でのキャッシュ保持は本来あまり考えなくてもよい気がします。
株数を増やすには有効。
配当収入を効率的に増加させることを鑑みると、株価が低い時に株数を増やすという戦術は有効。
なんらかの理由で株価が低迷した際に機動的に投資できるように、ある程度の手元キャッシュは保有しておいた方がよいかと思います。
そういう意味での購入タイミングの分散は
検討の余地があるかと思います。
特に今回のコロナ相場のような暴落相場は。
ただ、ここで問題があります。
いくら手元に置いておくか。
少し考えたのですが、正直いくらぐらいが適正かはよくわかりません。
人それぞれの考え方や資産状況で個々に考えるのでよいと思います。
投資資金のうち〇%程度と機械的に決めてもいいですし、
ある銘柄について〇円位まで株価が下がったら買い足したいから
〇万円くらい置いておく、でもよいかもしれません。
人によっては都度買えるだけ株式購入しあまり手元にキャッシュ
(投資用資金の中のキャッシュです)を残さない方針の人も
いるかと思いますが、一応私個人の方針としては多少キャッシュは
置いておいた方がよいと思っています。
特に株価が過熱気味な時期は。
この過熱気味かどうかははっきりわかりにくいものですが、直近ですと2018年2019年あたりは該当するかもしれません。
ただこれはこの投稿書いている時期がコロナの影響を
受けている時期だから結果的に後付けでそう思えるだけかも
しれないけど。
なんとなくでも過熱気味ではないかといいう雰囲気を感じ取ることはできると思います。
例えば、購入したいという銘柄が新規になかなか見つからないという場合は市況全体として過熱気味なのかもしれません。
全体的に割安な銘柄が少なくなっていきますので。
–また手元資金は用意しておかないと、ここぞという時に買えないのも事実です。
今回の話は正直自分の中に確固たる回答がない部分です。
いろんな人の意見を聞いてみたいと思っています。
また、自分の中での今後考え方が変わっていくかもしれません。
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