高配当株銘柄の現預金残高 ~コロナに負けるな~

高配当株投資
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高配当株の現預金残高について考える

私は、高配当株投資の選定要件の1つとして、現預金残高や換金可能な有価証券の保有残高も見ています。何故、現預金残高を見ているかとというと、結局その残高がキャッシュ面からの配当余力になるからです。

もりっこ。
もりっこ。

会計的な配当余力という面からは利益剰余金残高の確認が必要ですが、仮に利益剰余金が多額でも手元キャッシュがなければ配当できないので。

例えば、ある年に配当を30億支払っている会社の現預金残高が、100億なのか1000億なのかでは、全く今後の配当支払に対する安心感が違います。勿論、毎事業年度の”キャッシュの増加>配当支払額”であれば、それ以上に手元現預金が無くても配当はできることになりますが、高配当株投資を行う上では、少々心もとないと考えます。
例えば、兼松エレクトロニクスの2020年3月期の貸借対照表の資産側を見てみると、

(引用:兼松エレクトロニクス 2020年3月期決算短信)

資産合計約700億円のうち、約400億円が現預金です。一方で年間配当額は40億円弱でした。これくらいの水準だと高配当株投資の投資先としてすごく安心できます。

かえでさん。
かえでさん。

ちなみに、株価の戻りが早くて希望する配当利回りレンジから外れてしまい購入できなかったのはここだけの話(笑)

高配当株投資が目指すのは

高配当株投資の目的を再確認すると、長期間にわたり継続・安定的に配当を受け取ることです。今回のコロナのような経済環境(10年に一度くらいは何かしら起きそうです)であって、足元業績或は翌期の業績見込みが悪化したとしても、潤沢な現預金があればそれまでの配当水準をキープすることができますし、実際そうしている会社も少なくありません。一方で、昨年までは高配当利回りであった会社でも今回減配や無配になった会社もあります。従って、高配当株投資における銘柄選定に、手元現預金や換気可能な有価証券残高の確認は重要ではないかと改めて感じました。

もりっこ。
もりっこ。

勿論、配当性向を目安に配当している会社は、手元キャッシュがあっても減配するかもしれませんし、タコ足配当やそれに近い状況(配当性向70%以上でしょうか)はいくら減配しなくても却って不安になってしまいます。

 

指標上は不利なことも頭にいれておく

尚、どうしても目先必要以上に現預金を溜め込んでおくと、ROEやROAといった一般的に投資上重要視される効率性指標上不利になります。場合によっては、有効活用しろとか自己株購入しろとか株主に言われることもあるでしょう。

逆にいうと、だからこそ私は投資対象の会社の稼ぐ力を見る場合は、収益性として営業利益率を見て、どちらかというと効率性指標のROEやROAは補足としての位置づけです。少々非効率でも手元現預金が潤沢な方が高配当株投資を行うにはありがたいと思っています。
また、従来であれば非効率経営とされていたかもしれませんが、コロナの影響もあり今後手元現預金を厚くしておくことも見直しされるかもしれませんね。

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