自己資本比率 高配当株投資における着眼点 その1

高配当株投資

高配当株投資をする際、自己資本比率は確認すべき指標と思います。また、高配当株投資でなくても自分が投資先を選定する際に自己資本比率を確認する方は多いと思います。今回はこの自己資本比率の着眼点について少し。

自己資本比率は、一般的には40%くらいあると安心らしい

そのまんまです。自己資本比率は40%程度あると一般的に安心できる水準といわれます。
各銘柄の主要数値が掲載されているサイトや、その銘柄の決算短信なんかで、自己資本比率というのは記載されていますので、その数値を見て判断される方が多いのではないでしょうか。

業種も合わせて考える

もう少し自己資本比率を深く考える場合は、銘柄の業種やビジネス内容を合わせて検討することをお勧めします。

例えば、多額の設備投資が必要な業種(わかりやすいのはリース業なのでリース業で書くと)はどうしても多額の借入金で資産を購入するので自己資本比率は低くなります。例えば、一般的に高配当株といわれる銘柄に三菱UFJリースがありますが、直近(2020年6月末)の自己資本比率は11.9%程度です。だからといって、高配当株投資を行う投資家が三菱UFJリースを敬遠するかというと、そうではないと思います。リース業というのは、リース先が倒産しない限り一度契約すると数年にわたり、チャリンチャリンとお金が入ってくるビジネスモデルなので、多額の負債があっても一概に安全性が低いと言われません。

もっとわかりやすいのは銀行でしょうか。例えば三井住友フィナンシャルグループ。こちらも高配当株銘柄としてよく紹介されますが、直近の自己資本比率は約5%!!
でも、みんなが自己資本比率の低さを理由に投資を敬遠するかというとそうではない。ビジネス内容を考えると当然ですが、私や企業の銀行預金は銀行では負債という位置づけです。みんなから預金という名のキャッシュを集めて、必要な所へ貸出すのがビジネスモデルになります。

もりっこ。
もりっこ。

こちらもチャリンチャリンやね。

一律的な数値基準はない

と、業種やビジネスモデルを考えて自己資本比率を見た方がいいのですが、でも業種別に一律な数値基準があるわけではありません。従って、数値自体を見た後に、更に同業種のライベル企業と比較するというのが有効な見方の1つになるのではないでしょうか。

例えば、上記で挙げたリース業でいうと、みずほリースという会社もありますが、こちらの自己資本比率は2020年6月末で約7.6%となっています。ビジネスの特徴はありますが基本的には自己資本比率が高い方が安全性は高いと言えるので、この数値の面だけだと三菱UFJリースの方が良いのかな、と考えることができます。

もう一つは時系列。過去数年自己資本比率が改善しているのか、悪化しているのか、といった視点も重要になります。

もりっこ。
もりっこ。

今回は自己資本比率でしたが、多くの指標にも共通する見方ですね。

次回は、自己資本比率を見る際に、もう少し深い見方を紹介します。これは正直言うと会計の知識が必要です。上場企業レベルの決算作成や監査・レビュー経験がないと少し難しいかもしれませんが、紹介する予定です。

 

 

 

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