先日、TAKARA&COMPANYを紹介しましたが、同業で実務現場での双璧であるプロネクサスの状況も気になったので、軽く比較してみました。
最近相場は急上昇してるのに地味目な投稿ですが(笑)
しかも、よくある商社比較とか、通信株比較でもなく、、、地味目だねぇ。
TAKARA&COMPANYとプロネクサスちょっと比較
主な指標の比較
項目 | 7921 TAKARA&COMPANY |
7893 プロネクサス |
単位 |
株価 | 1,763 | 1,077 | 円 |
時価総額 | 231 | 290 | 億円 |
PER | 13.3 | 18.7 | 倍 |
ROE | 7.4 | 7.6 | % |
自己資本比率 | 71.1 | 68.1 | % |
配当利回り | 3.0 | 2.9 | % |
配当性向 | 38.9 | 43.7 | % |
売上高(直近実績) | 19,116 | 24,426 | 百万円 |
売上高(予想) | 26,500 | 24,000 | 百万円 |
営業利益(直近実績) | 2,247 | 2,600 | 百万円 |
営業利益(予想) | 2,500 | 2,000 | 百万円 |
営業利益率(直近実績) | 11.8 | 10.6 | % |
営業利益率(予想) | 9.4 | 8.3 | % |
※ 株価等は2021年1月8日時点
※ TAKARA&COMPANYの決算期は5月(実績は2020年5月期、予想は2021年5月期)
※ プロネクサスは3月決算(実績は2020年3月期、予想は2021年4月期)
事業内容も似てますが、主な数値も結構似ていますね。少し目を引くのは、
- 時価総額は、プロネクサスの方が少し大きい。
- PERは、TAKARA&COMPANYの方が割安
- 売上規模は、元々プロネクサスの方が大きかったが、㈱サイマル・インターナショナルの子会社化により、TAKARA&COMPANYの方が収益規模が大きくなる見込。営業利益率も若干、TAKARA&COMPANYの方が高い。
- 配当利回りは同程度。
直近の四半期の貸借対照表で気になった部分
TAKARA&COMPANYは2020年11月30日時点、プロネクサスは2020年9月30日時点の貸借対照表で気になった部分は下記。
- 現預金残高は両社とも総資産の約4割と高い。投資有価証券等を加算すると両社とも約5割。
- 総資産は、TAKARA&COMPANY:約300億円、プロネクサス:約354億円。
- 利益剰余金は、TAKARA&COMPANY:約136億円、プロネクサス:約197億円。
- 有利子負債は、借入金とリース負債合わせて両社とも約23億円前後。
こちらも似てますね。
プロネクサスの方が収益規模が大きかったせいか、利益剰余金や現預金の蓄積は多いようです。
一応株価の動向も
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TAKARA&COMPANYは、2020年夏~秋に大きな値動きありましたが(増資発表により株価下落しています)、どちらかというと右上がりです。プロネクサスの方は株価伸び悩みです。下記を見てもわかるように、どちらかというとTAKARA&COMPANYの方が成長している感はありますね。
TAKARA&COMPANY
(出典:IRBANKより)
プロネクサス
(出典:IRBANKより)
TAKARA&COMPANYとプロネクサス比較まとめ
業務内容もそうですが、現時点での指標も財務内容も思った以上に似ています。高配当株投資を行う上でも、どちらも現時点で約3%の配当利回りで、人によっては充分高配当株といえると思います(私個人的には3.5%以上欲しい)。
業務内容も安定的で、日本の上場企業、市場にとっては、インフラといってよいサービスを提供しており、両社で寡占状態。若干収益性はTAKARA&COMPANYが上回っているものの、両社とも投資してもよい会社かなと思いました。
もう少し配当利回りあれば。また、どちらかと言えば、TAKARA&COMPANYかなぁ。
あと、プロネクサスの子会社のアスプさんには、過年度遡及絡みで有価証券報告書の訂正報告書作成で何回かお世話になりました。上場廃止がかかっているような状況での訂正報告書作成で、タイピングの早いこと早いこと! ホントに助かりました。もう10年くらい前の思い出ですねー。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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