おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 三菱HCキャピタル
先日の決算発表と同時に新中期経営計画が発表されました。
今回はコチラと、決算発表と中期経営計画に関するQAから気になるトコロを少々ご紹介します。
2023年6月2日現在の株価は765円、
配当利回りは4.84%。
高配当株 三菱HCキャピタル 新中期経営計画
新中期経営計画。
対象期間は、2023年度~2025年度。
事業年度で書くと、2024年3月期~2026年3月期です。
10年後を見据えた、3次にわたる中期経営改革の第1弾のようです。
経営計画(財務目標と非財務目標)。
財務目標。
(出典:2023~2025年度中期経営計画)
〇純利益1,600億円目標
2023年3月期実績:1,162億円、2024年3月期予想が1,200億円です。
結構な増益幅やな~。
ROEとかROAの目標値も掲載してる。
〇配当性向40%以上
株主還元は配当によって行うことを基本とし、利益成長を通じて配当総額を持続的に高めるとのこと。
三菱HCキャピタルは自己株の取得は想定していないようで、
後ほど記載するQAにもその辺り明確に回答されています。
ずっと増配してくれている銘柄なので、
今後も期待しちゃいます。
〇財務健全性はA格の維持
資金調達が必要なビジネスですので、この辺りはやはり意識している模様。
非財務目標。
(出典:2023~2025年度中期経営計画)
どちらかいうとふーんって感じですが一応掲載しておきます。
DX体制の基盤構築は確かに業務効率の面からも重要かもね。
女性管理職比率の目標とかも掲げています。
正直なトコロ、能力・資質で選んでもらえれば
100%女性でも男性でも構いません(笑)
事業戦略。
あとは事業戦略の所が気になりました。
(出典:2023~2025年度中期経営計画)
利益率が高目な一方で、事業リスクも増えるであろう「アセット活用事業」や「データ活用プラットフォームサービス」辺りを、もう少し増やしていく意向とのこと。
更にこの五種類の事業を現行のセグメントに落とし込んだ説明資料も
掲載されていますので、興味のある方は是非~。
決算発表と中期経営計画に関してのQA
質疑応答。
こちらです。
↓↓
2023 年 3 月期決算、2023~2025 年度中期経営計画における主な質疑応答
気になるQA。
①2023年度(2024年3月期)予想のセグメント別のイメージ。
以前決算発表に関して取りあげたブログにおいても、会社全体での最終利益予想しか開示されておらずセグメント別の状況とか知りたいなぁといったことを書いた記憶がありますが、この点はやはり気になりますよね。
(出典:2023 年 3 月期決算、2023~2025 年度中期経営計画における主な質疑応答)
そりゃ気になるわな。
質疑応答でも一番頭に掲載されてるわ。
・航空機と不動産の利益増加が大きい(航空機はアフターコロナ市況回復、不動産は新子会社業績合算)
・カスタマーソリューションは安定的。
・海外について、2023年3月期は有価証券の評価益があったため、2024年3月期は減益見込。
・ロジスティクスもコンテナ市況の正常化により減益見込。
コンテナ市況は海運もそうだったね。
②M&Aは積極的らしい。
(出典:2023 年 3 月期決算、2023~2025 年度中期経営計画における主な質疑応答)
こちらも決算発表時のブログで少し触れましたが、
M&Aにはやはり積極的のようですね。
③自己株式取得は考えていない。
三菱HCキャピタルは増配が続く株主還元に積極的な銘柄として有名ですが、自己株式の取得はほとんど行っていません。
この点に関しても、ROE目標及びPBR1倍といった
株主還元とは別の視点から質疑応答がなされています。
(出典:2023 年 3 月期決算、2023~2025 年度中期経営計画における主な質疑応答)
②株主還元は配当で。
③自社株式取得で短期的に株価(やROE)を引き上げて、PBR1倍を目指すことは考えていない。
この辺りは覚えておきたい点やな。
また、特に最後の質疑応答は示唆に富むと感じました。
ROEを重視するだけでなく、非財務資本の強化
(成長期待やIRの充実等を通じた投資家との関係性強化)を通じ
株価の上昇を図っていくそう。
自己株式取得で短期的にPBR1倍を目指すことはないとのこと。
この短期的なPBR1倍が絶対視されてるわけではないという考えもそうですが、
世の中東証指導でPBR1倍未満はその解消に向けて何か急いで対応する
(具体的には増配や自己株取得)はず(或いはすべき)という風潮があります。
ただ、必ずしもそうでもないということは大事な事かと感じます。
じっくりゆっくり”成長+還元”してくれれば、確かにそれでよいかと思います。
そんな三菱HCキャピタルの新中期経営計画並びに質疑応答でした。
コメント