三菱HCキャピタルの営業利益率を並べてみた。

個別銘柄

高配当株投資で人気の三菱HCキャピタル。
前身の三菱UFJリースの頃から、高配当かつ長期増配銘柄として有名でした。
2021年4月に日立キャピタルと統合して、社名が三菱HCキャピタルとなっています。

高配当株 三菱HCキャピタルの現況。


(出典:2022年3月期第2四半期決算短信より)

営業利益率は6.97%。

かえでさん。
かえでさん。

尚、上記短信の前期は旧三菱UFJリース単体で日立キャピタル分は含んでいません。

ご存じのようにコロナ以降、特に航空機リース辺りの業績が低迷しているのと貸倒費用の増加で、数年前と比べると利益率も低下しています。

(各社決算短信より作成)

コロナの影響前を黄色トーンとしています(実際には2020年1月以降影響はあったと思いますがここでは考慮していません)。

もりっこ。
もりっこ。

また、各段階利益率について営業利益を最重要視してるものの、金融という業種に関しては本来経常利益率で確認すべきですが、旧日立キャピタルの決算書には営業利益・経常利益の表示がなく、売上総利益の次が税引前利益となっているため、経常利益利率は採用していません。
営業利益の表示もありませんが、売上総利益から販売費一般管理費を控除して手計算で算出しています。

ちなみに、旧三菱UFJリース単体の経常利益率推移は、以下の通りで、コロナの影響が一目瞭然。
2017.3:10.1%、 2018.3:9.91%、 2019.3:10.14%、 2020.3:10.22%、 2021.3:7.26%

旧日立キャピタルの営業利益率について2019.3期の数値が低くなっていますが、
上記表から鑑みるに、コロナの影響がなくなれば統合後の三菱HCキャピタルとして営業利益率9~10%くらい期待しても良いのかなという気がします。

統合の効果。

少し古い記述ですが、2020年9月24日のリリース「三菱 UFJ リースと日立キャピタルとの合併を通じた経営統合に向けた契約締結に関するお知らせ」によれば、コスト面、営業面、資本面のシナジーで、2023年3月期を目処に年間100億円程度の効果を見込んでいるようです。

もりっこ。
もりっこ。

ここの話とは関係ありませんが、個人的にはシナジーという単語はあまり好きではありません。短絡的に使用しないように自戒しています。
実際に過去M&Aの現場でも「シナジーがあります」「シナジーを見込みます」という表現はよく聞きましたが、その具体的な内容説明はできない方が少なくなかったです。便利なフレーズですが、それだけに余計に使用する際は注意が必要。

2021年9月時点でどれくらいの効果が実現しているかはよくわかりませんが、年間100億円の効果と言えば売上が9,000億円程度と仮定すると、将来的に利益率1%程度の効果はありそうです。

かえでさん。
かえでさん。

この辺りも今後確認気になるところですね。

2社が統合しているので、当然収益額は増えると思いますが、利益率の改善具合も注目です。

それでは、よい1日を!

尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。

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