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モルガンスタンレーありがとう☆【高配当株】三菱UFJFG(8306)2024年3月期2Qから。

高配当株 三菱UFJFG 2024032Q 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ

 

もりっこ。
もりっこ。

おはようございます☆
もりっこ。です。

高配当株 三菱UFJFG。
皆さんご存じの通り2024年3月期2Q決算発表良かったですね。
今回の決算に関するIR資料から個人的に興味を惹いた点を何点か。

かえでさん。
かえでさん。

2023年11月17日現在の株価は1,264円、
配当利回りは3.24%。

尚これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。
また記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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三菱UFJFG 2024年3月期2Q

ざっくりサマリ。


(出典:プレゼンテーション資料

 

〇業務純益最高益。
〇最終利益:9,272億円(前年同期比+6,961億円)、通期業績予想進捗率:71%。
〇中期計画の進捗好調(というか超過)。
〇配当予想は据置だけど、自己株式取得4,000億円。
荒波さん
荒波さん

いい決算やな~。

2Q業績から

2Q業績。

(出典:プレゼンテーション資料

上記のとおり業務純益過去最高で、最終利益も9,272億円と前年同期比+6,961億円でした。

ここで認識しておきたい点は2つ。

①前期は米国子会社売却に伴うMUB関連評価損が多額。

この評価損の反動もあって、最終利益は前年同期比+6,961億円の9,272億円(前期は2,310億円)。

もりっこ。
もりっこ。

この特別事象を除くと前年同期比+2,480億円の増加であり、
この数値が前期の特殊事業除いた増加額ということになります。

荒波さん
荒波さん

なるほど。前期の2,310億円から単純に4倍というよりも、
実力ベースで最終利益は約2倍ということか。

かえでさん。
かえでさん。

それでも相当凄いけどね。
(ケチつけるわけではなく内容確認です~)

この前期のMUB関連については、前期から折に触れてブログにも記載しています。
例えば以下の回の真ん中以降に経緯等あります。

②モルガンスタンレーの取込月数の増加。

増益に対してモルガンスタンレーの寄与も大きいです。

このスライドにも、、、


(出典:プレゼンテーション資料

荒波さん
荒波さん

相当貢献してるやん!

もりっこ。
もりっこ。

連結子会社ではなく持分投資会社。
業績をグロスで連結合算(その後少数株主持分控除)ではなく、
”最終損益×持株割合”のみ合算することになります。

このモルガンスタンレーは三菱UFJFGの業績に大きく貢献しているのは事実なんですが、当期決算においては1点確認しておきたい点があります。

プレゼンテーション資料の注書きにありますが、

23年度よりMSの持分法を適用する決算期を従来の1月-12月から4月-3月へ変更。
当該変更に伴い、23年度中間期はMSの23年1Q(2023年1月-3月)決算に基づく取込損益額827億円(為替等の影響で変動する可能性あり)を含む9ヵ月間の損益を取込。23年度決算では15ヵ月間の損益を取込予定
引用元:プレゼンテーション資料

決算短信の方だと以下の記載です。

(出典:2024年3月期第2四半期決算短信

かえでさん。
かえでさん。

つまり、当2Qには通常6か月分の損益が持分法投資損益で加算される所、
3か月分多く9か月分加算されているということね。
(1Qでも6か月分取込でした)

もりっこ。
もりっこ。

そして上記にあるように、2024年3月期については、
15か月分の利益が加算されるということになる。
勿論、毎Q利益ポジションとは限らないので
単純に利益が多めに加算されるとは限らないけどね。

影響額は827億円だそうです。

荒波さん
荒波さん

ってことは、
「2Q最終利益:9,272億円 - 3か月分影響:827億円 ⇒ 8,445億円」が
モルガンスタンレー6か月分取り込んだ場合の最終利益かな。

ちなみに、

当2Qの増益額:6,961億円(前期MUB評価損考慮後:2,480億円)。

モルガンスタンレー、3か月分影響除くとざっくりですが、

当2Qの増益額:6,134億円(前期MUB評価損考慮後:1,653億円)。
もりっこ。
もりっこ。

それでもスゴイ増益幅です。
ちなみに来期から通常の12か月分の取込になります。

2025年3月期の業績予想はまだ未開示ですが、このモルガンスタンレーの「今期のみ15か月取込の反動」で減益予想なんてこともありえなくはないですね。

荒波さん
荒波さん

モルガンスタンレー以外で827億以上稼いでくれい(笑)

かえでさん。
かえでさん。

いずれにしろモルガンスタンレーの業績が
三菱UFJFGの業績に与える影響大きい点、
覚えておきたいね。

このモルガンスタンレー(Morgan Stanley)はアメリカの会社。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱(連結子会社)、モルガン・スタンレーMUFG証券㈱(持分法適用会社)とは別の会社です。

株主還元と資本政策

株主還元の状況。


(出典:プレゼンテーション資料

当2Qでは増配がなかったので1部残念とする意見もありそうですが、既に前期と比べると大幅に増配してくれています。

荒波さん
荒波さん

それでも更なる増配期待しちゃうぜ☆

もりっこ。
もりっこ。

あまり欲をかかずに(笑)

一方で4,000億円の自己株式取得を発表してくれました。

かえでさん。
かえでさん。

ありがたいね~。

資本政策の目線。

(出典:プレゼンテーション資料

 

2Q時点のCET比率は10.5%。

もりっこ。
もりっこ。

従って、CET1比率が現水準或は9.5%以上の場合は
累進配当が維持されると考えられます。

CET1比率は、「CET1(Common Equity Tier1)/ リスクアセット」という金融機関の自己資本比率規制として導入されている指標。
「Common Equity Tier1」は最も損失吸収力の高い資本(普通株式、内部留保等)。で、のれん等の無形資産、繰延税金資産や他の金融機関の資本保有等は原則控除。

目先急激な比率低下は考えにくいですが、この辺りも頭の片隅に…。

荒波さん
荒波さん

CET1比率9.5%を下回ったら累進配当は
取りやめになるかもっちゅうことか。

まとめ

良い2Q決算と思います。以上!
かえでさん。
かえでさん。

(笑)

もりっこ。
もりっこ。

なんかいろいろ差引等もしましたが、
ケチ付けてるわけではなく
ちょっと考察って感じて受け取ってもらえると。

三菱UFJFG2024年3月期2Q決算から興味を惹いた部分でした。

それでは、よい1日を!
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コメント

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