おはようございます☆
もりっこ。です。
TAKARA&COMPANY(7921)
個人的に結構好きな銘柄です。
2024年5月期の3Q決算発表ありましたので確認してみました。
2023年12月29日現在の株価は2,632円、
配当利回りは3.04%。
TAKARA&COMPANY 2024年5月期3Q
経営成績。
営業利益:28.1億円 (同 +10.9%)
経常利益:29.1億円 (同 +8.3%)
親会社株主に帰属する四半期純利益:19.6億円 (同 +13.9%)
良い感じです。
営業利益率は1Q(約21%)から大幅に下がってます。
後述しますが毎期1Q4Qに業績が多く計上されるという特徴があり、
2Q3Qは業績下がります。
セグメントごとの大枠の状況は以下のとおり。
(出典:2024年5月期第3四半期決算短信補足資料)
ディスクロージャー関連事業は順当に業績UP。
通訳・翻訳も一時期の赤字を
脱っして頑張ってるぜ。
ディスクロージャー関連事業
・売上高:145.4億円(前年同期比:8.8億円増、6.5%増)
・セグメント利益:20.7億円(同:4.4億円増、27.1%増)
・統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」、ディスクロージャ翻訳、統合報告書等増収。
主力の金融商品取引法関連は「WizLabo」の
導入顧客数増加もあり堅調。
一方で会社法関連は株主総会招集通知関連売上が例年より前期に計上された影響があるようです。
ただ会社法関連も顧客数は減ってない模様。
通訳・翻訳事業
・売上高:63.1億円(前年同期比:3.1億円増、5.3%増)
・セグメント利益:4.8億円(同:0.4億円増、10.0%増)
・経済活動正常化とともに増収。
利益率(3Q時点)はディスクロージャー関連事業:約14.2%に対して、通訳・翻訳事業:約7.6%と大きな開きがあります。
財政状態。
自己資本比率:81.3%と相変わらず抜群の水準!
借入金も少なく(0.8億円)財務安全性は引き続き強固。
一方現預金は約140億円と総資産の約44%を占めます。
①増収増益。
②利益率前年同期比若干上昇。
③ディスクロージャー関連事業も通訳・翻訳事業も安定的というか概ね堅調。
④財務安全性は変わらず高い。
来期業績予想
業績予想。
(出典:2024年5月期第3四半期決算短信)
営業利益:39億円 (同 +2.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益:26億円 (同 +0.2%)
予想修正無し。
売上:約72.4%、営業利益:約72.1%、最終利益:約75.5%となっています。
前回も書いていますが、TAKARA&COMPANYは例年1Qと4Qの貢献度が高いです。
これは以下のスライドのように顧客の上場企業に3月決算が多い為、
5月6月辺りの開示資料作成(短信、有報、株主総会招集通知など)が
多くなるからです。
過去の四半期進捗率と比較すると、、、
(出典:IRバンク)
利益の進捗については期待が持てそうです。
配当予想。
年間80円(2023年5月期から10円増配)。
予想変更なし。
配当方針等はこんな感じ。↓
安定配当方針で、配当性向は40~50%目処。
徐々に配当額は増えているので
今後も期待しておきます。
勝手な想像ですが累進配当は採用しない感じの会社ですよね…。
根拠はありませんが(笑)
TAKARA&COMPANY 気になるトコロ
2026年5月期までの中期計画。
2024年5月期~2026年5月期までの中期経営計画が策定されています。
2026年5月期においては以下の目標です。
・営業利益:43億円(営業利益率:13.0%)
・最終利益:29億円
・ROE:10.0%超
驚くほどの高成長ではありませんが(利益率もほぼ一緒)、
ビジネス内容を考えると納得感はありそうです。
ROEも自己資本比率の高さや現預金保有高を考えると
10%あれば充分高いと言えるかな。
まとめ
・例年と比較すると3Qの通期予想に対する進捗率(営業利益、最終利益)は若干高目。
・あくまで稼ぎ頭はディスクロージャー関連業務。
・財務安全性は抜群。
・2024年5月期予想増収増益及び増配見込は3Q時点では変更なし。
・業績1Q4Q偏重。
順調な3Qだったかと思います。
尚、今後も株主総会招集通知業務の前倒し傾向は続くと思うので、
当期も4Qに当該売上が多く計上されることも期待しています。
顧客の質(上場企業が多い)ことや、
ディスクロージャー業務はプロネクサスとほぼ寡占状態な点を
考えると今後も安定的な経営が見込める銘柄と考えています。
地味ですが安心感のある銘柄。
但し普段の配当利回りは3%程度です。
少しでも配当利回りが高い時に投資したい銘柄です。
高いと言っても3.5%くらい迄かな…。
TAKARA&COMPANY 2024年5月期3Q決算でした。
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