先月末、高配当株 TAKARA&COMPAYの2022年5月期第3四半期決算が発表されていました。
その内容を確認します。
最近の配当利回りだとちょっと買いにくいけど、
個人的には継続的にウォッチしておきたい銘柄です。
高配当株 TAKARA&COMPAY 2022年5月期第3四半期決算
概況
(出典:2022年5⽉期 第3四半期決算短信補⾜資料より)
- 売上高:18,096百万円(前年同期比+4.2%)
- 営業利益:2,407百万円(同+67.8%)
- 経常利益:2,506百万円(同+57.9%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,477百万円(同+80.7%)
かなりの増収増益。
良い調子!
セグメント別
特筆すべきは、ようやく通訳・翻訳事業が黒字化したことです。
出典:2022年5⽉期 第3四半期決算短信補⾜資料より)
待ちに待ってました。
一過性でないかは気になるので決算時にも確認します。
オンライン会議の需要を上手く取り込んだようです。
ただ、黒字といっても営業利益率は約2.6%と低いです…。
また、上図のとおり、主力ディスクロージャー関連事業の売上は減少していますが、通訳・翻訳事業の売上はかなり増加しています。
ディスクロージャー関連事業の売上減少
このディスクロージャー関連事業の売上減少はカラクリあって、収益認識基準等の適用による影響。
出典:2022年5⽉期 第3四半期決算短信補⾜資料より)
逆に言うと、昨年までの会計基準ベースだと前期比で約9億円売上が増加したことになります。
以前に収益認識基準について、少し書いているので興味があればこちらも。
眠くなるかも…。
2022年5月期 通年予想
業績予想
(出典:2022年5月期第3四半期決算短信より)
前期決算発表時から修正はありません。
配当予想
年間58円。
こちらも変更ありません。
(前回も書きましたが)季節変動の大きい会社です。
TAKARA&COMPAYの主要事業であるディスクロージャー関連事業は、日本の上場会社の3月決算が多いことから、第1四半期次いで第4四半期に収益・利益が多く計上される傾向にあります。
なので、正直第3四半期は毎年あまり期待していませんでした。
ちなみに四半期単独はこんな感じ。
(出典:株探より)
例年数字の悪い第3四半期ですが当期はしっかり黒字化していました!
過去の第3四半期を見ても営業赤字の年が多いので、
個人的には、第2四半期に続いて、良い第3四半期だったと思います。
会社の資料でも四半期売上の季節性については説明されています。
出典:2022年5⽉期 第3四半期決算短信補⾜資料より)
この感じだと本決算も期待して良いのではないかと思います。
市況もあってか株価は低下傾向です。
上手く拾っていきたいと考えています。
バックナンバーを見ると、高配当銘柄及び高配当候補銘柄で
5月決算って少ないので、よく決算確認しています。
同時期に発表される決算が少ないので確認する時間は取りやすいです。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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