2021年2月5に高配当株 構造計画研究所が2021年6月期の通期業績予想の修正を発表しました。
高配当株 構造計画研究所 2021年6月期業績予想修正
(出典:通期業績予想の修正に関するお知らせ より)
はい。上方修正です!

2021年6月期第2四半期の決算数値が前年同期比より良かったので、
上方修正有るかなーとちょっと期待していましたが、有りました!
ちなみに、2021年6月期第2四半期決算数値は、
- 売上高:4,974百万円(前年同期比∔9.2%)
- 営業利益:△72百万円(前年同期:△301百万円)

前年同期比より良いって赤字やないかい!
構造計画研究所の収益構造ですが、毎期第2四半期くらいまで赤字で第3、4四半期で改善というパターンです。

特にエンジニアリングコンサルティング事業の収益計上が
その頃になるのだと思います。
それまでは仕掛品がどんどん積みあがっていきます。
短信にも、例年第2四半期時点の売上高は通期の3割台で推移しているが、2021年6月期第2四半期は約39.2%程度と4割近かった旨の記載がありました。
ちなみに、、、
四半期別売上高の推移
(出典:2021年6月期(第63期)第2四半期 決算補助資料 より)
第2四半期の業績推移
上記を鑑みても例年と比べると好調な第2四半期だったことが伺えます。

受注高もまずまず高水準で今回の上方修正になってようです。
懸念点は。
前受金が第2四半期時点で約10億円程度計上されています。

これは受注に対する一部前入金と想像します。
それでも、この時点での現預金は6億円程度しかなく(前年同期は20億ありました)、年間の配当金支払が約4億円程度と考えても、手元キャッシュの薄さは少し気になりますね。

一応自己資本比率は約41%あり、投資有価証券も20億円ありますので、
大丈夫といえば大丈夫なんですけどね。
”収益計上→現金回収” までに少し時間のかかるビジネスでどうしても資金が薄くなる時があるのかもしれませんが、そうであれば、無理に年4回配当なんてしなくて良いのにと思ってしまします。
年4回配当なんて四半期ごとの業績が安定している会社が実施した方が良いと思うんですけどね。

別に年1回配当でもこちらは構いませんので!
まぁでも、業績上方修正は素直に喜びましょう。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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