おはようございます☆
もりっこ。(@moricco_net)です
2163 アルトナー。
確認しよう確認しようと思ってできていなかったアルトナー。
先日ツィッターの方と少しこの銘柄について遣り取りする機会があったのでようやく重い腰を…(笑)
時価総額は100億以下の小型株。
業種はサービス業。
珍しい1月決算。
2022年8月31日時点の配当利回りは約3.9%。
高配当株候補銘柄 2163 アルトナー 概要
事業内容
主に理系技術者を雇用して派遣しています。
中堅ぐらいかな。老舗です。
(出典:HP)
技術者派遣が有名ですが、請負業務もやってるんですね。
現在の株価と配当利回り。
2022年8月31日現在 株価:969円、配当利回り:3.9%
収益状況
①売上・利益推移
(出典:IRBANKより)
売上、利益とも概ね右肩あがりに見受けられます。
2010年1月期以降順調に成長しています。
伸びがキレイですね。
単一セグメントなのでセグメント情報は
ありません。
②営業利益率
12.5%(2022年1月期)
利益率は高め。
ここ5年程度は12%台の営業利益率で安定的に推移しています。
それ以前は10%未満の時も。
③ROE、ROA、EPS
(出典:IRBANKより)
・後述自己資本比率の高さを考えると、ROEは表面上の数値以上に評価して良い思われる。
・EPSも2014年1月期以降上昇中。
CF状況。
(出典:IRBANKより)
営業CFは安定的に黒字。
素敵だねぇ。
業種的に設備投資はあまり要らない会社ですね。
財務状況
①自己資本比率
70.4%(2022年1月期)。
キター!
好きなタイプです(笑)
告白するかも。
②現預金残高等
2022年1月末時点で35.5億円(総資産の65.9%)。
別途投資有価証券は8百万円程度。
一方借入金と社債はありません。
高配当株投資においては効率悪いと文句言われようとも
現預金溜め込んでくれて全然okです!
配当状況
直近の配当利回り:3.9%(2022年8月31日時点)
2023年1月期は1株当たり年間38円と前年34.5円より増配予想となっています。
(出典:補足説明資料)
(出典:IRBANKより)
・配当利回りは上記の結果2022年1月期より高配当といってよい程度まで上昇。
PER
私は高配当株でも割高な銘柄は購入しないのですが、、、
PERは約12.6倍(2022年8月31日時点)。
(PBRは2.8倍程度)
PERとしては投資ギリくらいかなぁ。
PBRは自己資本が厚いからかなぁ。
BS見る限り問題なし。
その他 高配当株候補銘柄 アルトナーに関する特記事項
①2023年1月期着地予想。
(出典:補足説明資料)
・営業利益率は約13%とこちらも向上見込。
・雇用している技術者の稼働率(派遣業務に携わっている割合)や単価は2022年1月期と同程度の見込。
ちなみに第1四半期実績も下記の通り好調でした。
(出典:2023年1月期第2四半期決算短信)
進捗率
・売上高:25.4%
・営業利益:32.9%
・経常利益:33.0%
・当期純利益:33.0%
第2四半期決算発表時の上方修正が期待か!
②主要な売上先
売上先上位10社で売上高の約半分を占めます。
(出典:補足説明資料)
上記の通り、自動車関連や機械、精密機器といった景気動向の影響を受けやすい業種への売上が多いですね。
にも拘らず、安定的に業績を成長させている点が素晴らしい。
理想を言うと、もう少し売先はばらけてほしいかな。
結局肝は、稼働率と単価。
主要事業が技術者派遣ですので経営成績のキーファクターは単純です。
(出典:補足説明資料)
2022年1月期においては、稼働率上昇、単価微減(稼働を優先して契約交渉)
2023年1月期1Qにおいても、
2022年1月期とほぼ同様の状況のようです。
見易くて、欲しい情報が載ってる優れたIR資料の印象。
中期経営計画(2023年1月期~2025年1月期)。
2022年3月14日に中期経営計画が出ています。
長くなってきたのでこの内容は別途確認してブログに書きますね。
ざっと目を通しましたが、今回の確認の判断・評価を
変えるような記載はなかったと思います。
高配当株候補銘柄 2316 アルトナー まとめ
〇評価できる点は、
- 業績は安定的に成長している。
- 営業利益率もまずまず高め。
- 営業CFも安定的に黒字。
- 自己資本比率や現預金保有高など財務安全性は極めて高い。
〇懸念点としては、
- 売先が景気に敏感な業種上位10社に偏っている。
- 若干ですが単価が下がり気味。
- (上には書いていませんが)離職率約11%と高め。
2023年度は新卒採用者160人だが不足見込みなので中途採用を前年の3倍程度に増加する予定。この辺りは少し気になります。
個人的にはポートフォリオに加えたくなる銘柄です。
尚、重ねてですが中期経営計画も発表しています。
そちらは別回に紹介予定です。
積水ハウスと同様、珍しい1月決算。
決算期ばらけたい方も注目の銘柄ではないでしょうか。
・技術派遣者稼働率と平均単価。
・離職率、人材マネジメント。
・中期経営計画の内容。
もし興味が湧いたら
研究してみて下さいまし。
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