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高配当株銘柄 7164全国保証

高配当株投資の候補銘柄 全国保証の紹介と説明。 7164 全国保証

7164全国保証について簡単に調べてみました。

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概要

事業内容

独立系の信用保証会社で、住宅ローンについて連帯保証を引き受け、保証料を収受しています。参照:http://www.zenkoku.co.jp/index.html

 

 

 

 

 

 

 

保証料が一括で前入金する場合は資金繰的にもいいビジネスと思います(一般的な住宅ローンの保証料については分割入金もあるかと思いますが、全国保証の一括入金と分割入金の割合は確認していません)。
仕入や多額の設備投資も必要ないモデルです。

もりっこ。
もりっこ。

契約時の審査をしっかりして、後は住宅ローン債務者がせっせと
ローンを返済してくれれば左団扇かもね。

主要数値。

 

 

 

 

 

 

 

2020年5月1日現在 株価:3,125円、配当利回:約3.0%

収益状況。

売上・利益推移。

増収増益。文句なし。
全国保証は独立系の保証会社で、全住宅ローンに関する債務保証高のシェアは約10%程度とまだまだ成長余力があります。

営業利益率。

72.8%(2020年3月期第3四半期決算より)
これは非常に高い数値です。
最終利益率も約50%で非常に高い収益性を誇ります。

ROE。

17.9%。これも高い数字。文句なし。

かえでさん。
かえでさん。

収益性抜群!

CF状況。

 

 

 

 

 

 

営業CFもしっかり黒字。これも文句なし。
ちなみに投資CFの主な内容は有価証券の取得です。

財務状況。

自己資本比率。

41.2%
充分合格点です。
尚、借入金や社債の発行はありません。
これらの有利子負債はないんですが何故自己資本比率がこの数値かというと、総資本3,270億円のうち前受収益1,838億円(長短合計)が負債計上されています。
事業性質上、この前受収益は住宅ローン債務者からの保証料一括入金かと思います。
借入金のように返済していく(キャッシュ・アウトする)ものではなく、期間対応で売上に振替る類の負債です(但し、ローン債務者が繰上返済した場合には返金する必要が出てきます)。

もりっこ。
もりっこ。

借入ありの自己資本比率40%の会社とは
同列には見ない方がよいですね。

現預金残高。

1,464億円(2020年3月期第3四半期決算より)。
総資産の44%!
換金できる思われる有価証券や投資有価証券も合わせると3,098億円で総資産のなんと94%(CF計算書上の現金残高は770億円で、預入期間3か月超の定期預金を除く)。
直近の年間の配当額が約60億円なので、配当余力としても問題なし。

配当状況。

直近の配当利回:3.0%、配当性向:24.8%ですが、2020年3月16日公表の中期事業計画によれば今後配当性向の上昇が見込まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

配当性向24.8%なので、まだまだ配当余力はあります。
配当利回り自体は、3.5%程度欲しいのが正直な所。

PER。

私は高配当株でも割高な銘柄は購入しません。
そう意味では高配当割安株投資いうのが正確な表現かもしれません。

さてPERですが、上記のバフェット・コードさんのサイトでは非表示でしたが、ヤフーファイナンスさんでは8.85倍とあり割安な部類と考えています。

その他。

住宅ローン債務者がローンを返済できなくなった場合に、全国保証は金融機関に住宅ローンを代位弁済する必要があります。
その後住宅ローン債務者にその返済した金額を求償するのですが、回収できないとそのまま損失になります。

つまり、景気が悪くなると代位弁済や求償が増加する可能性があります。
全国保証も求償権については貸倒引当金を設定、また債務保証損失引当金の設定によって代位弁済の発生に備えていますが、今後の推移に留意が必要です。

総括

まとめ。

収益性・財務安全性非常に高く、配当余力・成長余地もあり。
そして割安と思われます。

尚、事業の性質や保有する有価証券が多額であることから、どちらかというと景気敏感株の部類でしょうか

もりっこ。
もりっこ。

個人的には買いたい銘柄です。
ただ現在保有銘柄に金融セクターが少し多いのと、
配当利回がもう少し欲しいので少々ためらってる状況。

 

今後の個人的着眼点。

住宅市場動向、景気動向。

そもそも住宅ローンがないと保証の必要性もなく全国保証の出番がありません。
その点コロナの今後の影響も留意要。
但し、M&Aにより他社の保証残高を引き継ぐことでの成長もあり得ます。
実際に2020年6月に㈱セディナの保証事業を会社分割で承継することが発表されています。

債務保証シェア・残高推移。

そのまま収益の向上、成長に繋がる要素です。

金融、株式市場動向。

保有有価証券の評価損、減損の可能性があります。

求償権、貸倒引当金や債務保証引当金増減。

この数字自体は四半期ごとの決算書(貸借対照表)で確認できます。
また中期計画資料でも動向が確認できます。

もりっこ。
もりっこ。

20200508に決算発表が予定されているので要check。

尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任で。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。

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