おはようございます☆
もりっこ。です。
多くの人が見ている四季報の業績予想について少々。
会社発表の業績予想は1年
通常会社発表の業績予想は、次の年次決算までが発表されています。
例えば、第1四半期~第3四半期までの決算発表時においては、その第4四半期終了時点の年次業績予想が発表されています。
また、第4四半期終了後の本決算の発表時には次年度決算の業績予想が開示されています。
四季報業績予想には2年
四季報業績予想。
一方で、四季報を見ると、概ね2年分の業績予想が記載されています。
こんなやつです。
(出典:会社四季報 双日 より)
2021年3月期は「21.3予」と「21.3会社発表」があり、2022年3月期は「22.3予」のみとなっています(丁度その下で画像が切れていますがその下に会社発表はありません)。
会社発表。
会社が決算発表時に正式に開示した予想数値となります。
予。
東洋経済社の会社四季報編集部による予想数値となります。
会社へのヒアリングや調査等の結果によりもので、
会社予想数字と異なる場合があります。
株価は2年後の業績予想も影響している
多くの投資家が見ている四季報(オンラインや証券会社のサイトに抜粋して掲載されるものも含みます)であり、一般的に株価にはこの四季報編集部の予想数値も反映されていると考えていいと思います。
勿論近い期の決算数値の動向によって次の年の予想も変わるものなので、会社発表の予想数値等が変われば四季報編集部の予想も変わることが考えられますし、そもそも情報確度は2年先より1年先の方が確かといえます。
それでも、投資をしている多くの投資家が、目にしている四季報の業績予想は投資家全体の共通認識に近いものと考えることができます。
簡単に言うと、それを(それも)見て投資している、
ということ。
ただ、現在のようなコロナ禍においては
より足元の予想が重要視されそうです。
翌々期の業績自体の確認もできますし、例えば多くの投資家が気にしているであろうPERも予想PERの場合は、会社発表数値で考えることが一般的かと思いますが、更に翌年の業績予想からのPERも併せて見てみると、中期的な割安度の見え方が変わってくるかもしれません。
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