株主通信ネタでの連投になります。今回の三菱商事の株主通信には高配当株投資を行う上で気になる記載がありました。
以下のような記載が。
(出典:三菱商事 株主通信より)
高配当株投資には嬉しい累進配当制
有名な話ですが、三菱商事は累進配当制を現在採用しています。これは、前期以上(同額含む)の配当を出すという制度、というか法的な拘束力はないので、所謂宣言です。
高配当株投資を行う上で、投資先が累進配当を採用していると非常に安心ですし、ありがたいです。他にも有名どころだと三井住友フィナンシャルグループとかもそうですね。
勿論、会社の業績に関わらず無理に配当を維持・或は増配することは、却ってよくないこともあると思います。一方で、簡単に減配や増配の取りやめをある意味機動的に(笑)行われるのも正直残念です。
ここのバランスはとても難しいのですが、一般的には減損損失や投資有価証券評価損のように、キャッシュアウトを伴わない減益の場合は配当維持されてもそんなに心配にはなりません。
逆に言うと、累進配当を宣言できる会社というのは、それなりに配当原資たる剰余金(過去の蓄積)や今後の経営状況に自信のある会社といえると思います。
三菱商事の記載に戻ると。
”累進配当制に対する経営の揺るぎない意思” ですって!
なんと素晴らしい文言!
三菱商事は現在の中期計画中の累進配当は有名ですし、コロナ禍にあっても維持するんだろうな、という感は皆さんもあったと思いますが、ここまで明確に記載してくれると、安心しますし嬉しい限りです。2022以降の中期計画でも累進配当が継続されることを祈ります!
株主通信について
会社からはいろんなIR情報が出されますが、株主通信は決算短信等と違い、定型もなく作成も任意ですから、その会社によって頑張り具合に差が出るところです。通常作成している場合はHPで開示されますが、常日頃HPを確認していなくても、投資先であれば配当の通知と一緒に同封されてきます(作成していればですが)ので、ざっと中身を確認してみましょう。細かく読み込まなくても、高配当株投資に重要な還元方針についての記載はcheckしていくことをお勧めします。
それでは、よい一日を!
尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任で。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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