少し前に東証再編に関連するupを行いましたが、その中で出てきた流動性に関する基礎的な用語を少し再確認しておきます。
東証再編に関して
例えばプライム市場の流動性要件を再確認しておくと以下の通り。
(出典:東証HPより)
今回はこの流動性部分の「流通株式数」「流通株式時価総額」「売買代金」項目について再確認しておきます。
流動性項目について
流通株式数。
東証の用語集によると以下の通り。
(出典:東証HPより)
なんとなく理解していたつもりだったけど、
ちゃんと定義を確認するのも大切です。
要は、市場で自由に売買・取引できるだけの株式数があるかってことが求められています。
なので最近大株主の株式の売り出ししている銘柄も
チラホラありますね。
流通株式数時価総額。
以下の算式となります。
もう少し詳しく見ると、
(出典:東証HPより)
流通株式数が多くてもダメで、それなりの株価(つまり時価総額)の規模も求められています。
ここが足りない会社は、株式数を増やすか株価を上げるか。
その為、配当性向上げたり実際に増配を発表する銘柄も。
売買代金
(出典:野村證券HPより)
ここは多分わかりやすいと思いますが、
もう少し詳しく見ると、この辺りのQAが参考になりそうです。
ここの意味は、いくら他の要件(株主数が増えようが、流通株式数が増えようが、株価がある程度の金額になっていようが)を満たしても、実際に日々活発に取引されてないとダメですよってこと。
ある程度注目されている(知られている)ことが必要だね。
抽象的な表現だけど魅力的な銘柄になるよう頑張って下さいましってことか。
利益を出している良い事業を行っていても、日々の取引が少ない銘柄も結構あります。
高配当株投資やってると特によく目につきます。
事業内容や決算数値を良くすることも大前提として勿論重要ですが、
企業PRやIRの充実なんかも求められていると思います。
あるある。IRショボイ会社…
それでは、よい1日を!
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