前回、高配当株投資のデメリットをお伝えしました。
様々な欠点はありつつも私が高配当株投資を行っている理由について。
それでも高配当株投資を行う理由
譲渡損益を気にしないことが可能。
私が行っている高配当株投資については、購入時にある程度銘柄選定を行った後、勿論四半期ごとの決算状況は確認しますが、原則としてその後の売却を予定していません。
従って、数万円の配当もらうのに原本数十万円減少している
という状態に陥ったとしてもそんなに気になりません。
仮に配当利回り5%であれば(税金は簡略化の為省きますね)20年で元本回収できますし、10年で元本の50%を回収できます。
どこかの段階での売却を予定しておらず、子供の世代まで相続したらいいという持ち方なので、譲渡損益ひいては元本割れをあまり気にしないことが可能です。
売却による投資収益も獲得したい場合はどうしても元本と株価の乖離は気になりますが、そこを気にしないで良い所は精神的にも楽です。
ただそのためには信頼できる銘柄に投資する、
つまり当初の銘柄選定が非常に重要になります。
将来的に資産減少を気にしなくてよい。
老後にいくらあれば安泰かという話がありますが、年金額、老後の仕事の状況、家族構成そもそも寿命や健康状態によって左右されます。
私が考える我々一般人が最も理想的な投資方法は、インデックス投資で良質な株式投資信託にコツコツ投資することと前回記載しましたが、この投資方法だと最終的に或は少しづつ解約・売却して生活資金を捻出していく必要がありそうです。
勿論充分資金が増えていたら全く気にならないのかもしれませんが、
人間はお金が減ることを相当に嫌います。
100歳まで資金が持ちますよと言われても、毎月自分の金融資産を
取り崩して生活していくことは結構なストレスになると思っています。
その点私が目指す高配当株投資の場合は、まずは月換算3万円とか5万円、10万円の配当収入、次は月換算15万円の配当収入を目指しています(この金額設定は人それぞれでよいと思います)。
何が言いたいかというと、年金収入等とは別に現金収入を創り元本の金融資産は極力取り崩さずに毎月のフローでそれぞれの目的に応じた資金を捻出していくことを目指しています。
理想は生活費全体を毎月のフローで賄えるとよいですが、
例えば家賃だけでも、水光熱費だけでも、趣味だけでも、
或は孫のお小遣いだけでも各々の目標に応じてでよいと思います。
これであれば、長生きすればするほど金融資産を取り崩していく恐怖?
を比較的低減できそう。
人間は弱い生き物です。
知的な趣味(と言えたらいいかな)。
知的な趣味というのは言い過ぎかもしれませんが、投資としてインデックス投資より不利であっても個別銘柄への投資は楽しいです。
知的好奇心を擽ります。
そこは知的ゲームとして行うという側面があってもよいと思います。
こうしてまとめてみると、心理的な側面を重視して高配当株投資を勧めていることがよくわかります。
何度も書きますが資金の増加とリスク度合いを鑑みて我々一般人が最も望ましい投資方法は、良質なインデックス型の株式投信にひたすらコツコツ投資することです。
理論的には。
そう、理論的には。
理論的な話で進めていける人はそれが一番ですが、
私はどうしても精神的にストレスのない投資方法が良いので
高配当株投資に行きついた感じです。
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