おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 三菱UFJFG。
決算発表の後に投資家向説明会のプレゼンテーション資料をHPに掲載しています。
この中で新中経についても語られていたので、その中で気になる部分を確認してみます。
2023年度決算説明会資料の途中から
新中経に触れられています。
新中経について気になるトコロ
新中経。
コチラ。
→ 2023年度決算投資家説明会
対象期間は2024年度~2026年度の3年間。
事業年度なら、
2025年3月期~2027年3月期やな。
新中経で目指すもの。
(出典:2023年度決算投資家説明会)
①利益水準 営業純益:2.1兆円以上、親会社株主に属する当期純利益:1.6兆円以上
②ROE:9%程度
③配当:累進的配当
④EPS:継続的成長
やっぱ累進配当の継続に目が行きますね。
上期の内、①②の財務目標と③配当(資本政策全般)辺り取り上げてみます。
財務目標。
(出典:2023年度決算投資家説明会)
まず利益水準は、営業純益:2.1兆円以上、親会社株主に属する当期純利益:1.6兆円以上の目標。
ちなみに、2024年3月期(2023年度)は、
営業純益:約1.6兆円、親会社株主に属する当期純利益:1.4兆円。
(出典:2023年度決算投資家説明会)
前中経の営業純益の増加は約3,600億円でした。
新中経では5,000億円の上積目標。
達成して欲しいなー。
アジアが注力分野の1つやな。
・円高(120円台後半)想定。
・米金利低下(FF金利3%程度)想定。
・円金利は据置想定。
どちらかというと自助努力による利益成長で
営業純益5,000億円引き上げるという、
保守的というか野心的な計画かな。
また別のスライドにありましたが、計画では据置の円金利に関する環境変化による営業純益の増加として、別途約850~1,500億円程度見込まれています。
国内金利上昇による利ザヤの拡大ね。
しかも想定より円安なら収益上昇要因です。
またROEは9%程度の目標。
2024年3月期が約8.5%(前中経目標は7.5%)でした。
収益改善に手応えあるようで、より高い水準目指すということと、
日本経済の成長を共に創っていきたいという思いもあるようです。
資本政策(株主還元メイン)。
基本方針です。
(出典:2023年度決算投資家説明会)
やはり株主還元に着目や。
・累進配当継続。
・配当性向40%程度。
・機動的な自己株式取得。
引き続き累進配当感謝です!!
この累進配当、一度採用したら辞めづらいかも…(苦笑)
(出典:2023年度決算投資家説明会)
この資本配布のスライドを見ると最終利益に占める株主還元割合が増えている感があります。
実際に配当性向だけ見ても、上で見たように配当性向40%は過去数年より高いです。
・2023年3月期:35.3%
・2024年3月期:32.9%
・2025年3月期予想:39.1%
ありがたいね。
(出典:2023年度決算投資家説明会)
ただ過去2年は自己株式取得が多かったので、
総還元割合としては過去の方が高目。
今のところ2024年3月期は、1,000億円を上限とする自己株式取得決議がされています。
過去2年と比べると大分少な目です。
業績等鑑みてどこかで追加してくれることを期待しましょう。
その他。
政策保有株式の削減。
他のメガバンクも同様ですが、政策保有株式削減中です。
(出典:2023年度決算投資家説明会)
含み益を抱えている銘柄も多そう。
今後数年業績にも+に寄与するものと思います。
埋蔵金みたいやな(笑)
投資家説明会Q&A。
質疑応答確認すると理解が進みます。
是非是非ご一読を~。
まとめ
厚めのIR資料のうち一部のみの紹介でしたが、気になるトコロを掲載してみました。
まぁ株主還元中心になるよなー。
・前中経よりも営業純益の増加目標は野心的(でも前提は保守的)。
・為替状況、国内金利環境の変化で更に上積可能性。
・累進配当継続、配当性向40%へ増加。
・2025年3月期の自己株式取得は現時点で1,000億円。今後に期待。
三井住友FGや総合商社もそうだけど、ここ数年この辺りの大型株は株主還元強化をかなり進めています。
業績の伸びと合わせてこの株主還元強化が大きな株価上昇の背景にありそうです。
総合商社にはバフェット効果もありました。
国内金利動向も今後上昇見込だし、
東南アジア等の国外の成長も上手く取り込めそうだね。
高配当株投資をするにあたって中小銘柄も積極的に取り入れていますが、ここ数年はこのような大型株の恩恵が高かった感がありますね。
引き続き高配当PFの一角として頑張って下さいませ~♪
三菱UFJFGの新中経でした。
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