高配当株 TAKARA&COMPAYの2022年5月期第1四半期決算が、昨日発表されました。
最近の配当利回りだとちょっと買いにくいけど、
個人的には継続的にウォッチしておきたい銘柄です。
高配当株 TAKARA&COMPAY 2022年5月期第1四半期決算
概況
(出典:2022月5期第1四半期決算短信より)
- 売上高:7,722百万円(前年同期比△1.6%)
- 営業利益:1,803百万円(同+10.5%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,138百万円(同+20.0%)
減収していますが、理由は下記です。
新しい会計基準の適用によるもので上記のとおり旧来ベースから581百万円の減収。
逆に言うと旧来ベースのままだと、当四半期は増収だったことが伺えます。
逆に、利益も会計基準変更で減少していますが、
減少していても前期比プラスなので、頑張ってくれた感があります。
尚、比較の前期数値は旧来ベースのままの数値のようです。
具体的には、以下のような記載があります。
簡単に言うと、、、
- 今までグロスアップしていた取引(売上と原価の両方計上)を、ネット計上(会社の取り分のみ収益計上)に変更した取引がある。
- 収益の計上が遅くなった取引がある。
以前と比較すると、前者は減収(利益は変わらず)の影響、後者は減収・減益(次四半期以降に売上計上)の影響です。
今度、収益認識に関する会計基準等の解説してもいいかも。
セグメント別にみると、翻訳事業の赤字は相変わらずです…。
ちなみに、前年同期の翻訳事業の営業損失は、
△256,401千円なので、改善はしています。
2022年5月期 通年予想
業績予想
前期決算発表時から修正はありません。
配当予想
年間58円。こちらも決算時から変更ありません。
季節変動に留意
TAKARA&COMPAYの主要事業であるディスクロージャー関連事業は、日本の上場会社の3月決算が多いことから、第1四半期次いで第4四半期に収益・利益が多く計上される傾向にあります。
従って、上記のように当期も第1四半期の実績数値が
既に年間予想の営業利益や当期純利益の6割以上を
占めていますが、例年ですと第2及び第3四半期の数字は
悪くなることが予想されます。
この辺りを留意しながら見ておく必要がある会社です。
逆に、第2第3四半期の落ち込みを低減できると、
より期待できますねー。
あと翻訳頑張れっ!!
個人的には悪くない第1四半期だったと感じています。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
コメント