高配当株 7164 全国保証 2021年3月期第3四半期決算

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2021年2月5日に、高配当株 全国保証の2021年3月期第3四半期決算が発表されています。高配当株といっても現時点の配当利回りは2.2%くらいですが…。

2021年3月期第3四半期決算

増収増益


(出典:全国保証2021年3月期第3四半期決算短信より)

増収増益です。
大きな理由は単純に保証債務残高が増加しているということでしょうか。売上原価がなく、営業費用も少なく、売上に比例して増加するコストがほとんどないビジネスです。

手元現金

期首から比較すると、191,595百万円→165,688百万円と25,907百万円減少していますが、大きな理由は投資有価証券の購入(38,815百万円)の為、心配ないですね。

総資産の約43%が現預金で、有価証券、投資有価証券、長期預金も合わせると総資産の95%を占めます。

かえでさん。
かえでさん。

すご!

懸念がないわけではない

市況自体はあまりよくない


(出典:全国保証 決算短信補足資料より)

コロナの影響もあり上記の通り経済環境はあまりよくありません。新規の住宅着工件数も減少しています。これらの影響を受けて新規保証実行件数、金額自体は、前年同期比より減少しています。


新規保証実行件数の伸びが鈍化しているということです。銀行との提携もかなり進んでいるので、もしかしたら大幅な保証金額の増加は見込みにくいかもしれません。

もりっこ。
もりっこ。

今後も金融機関が保有する保証債務の引継(保証事業の吸収分割等)による保証債務残高の確保を模索していくことと思います。

従って、財務諸表上でも、保証料収入の前受分である前受収益と長期前受収益は以下の通りでそんなに期首から増加していません。

  • 前受収益 期首:16,687百万円 2021年12末:16,779百万円(0.6%増)
  • 長期前受収益 期首:167,944百万円 2021年12末:168,323百万円(0.2%増)

この前受収益と長期前受収益が将来の売上高に振替られるので、もう少し伸びて行ってくれると嬉しいのですが。。。

もりっこ。
もりっこ。

とりあえず、前受収益の減少は見たくない。

求償権と貸倒引当金の増加

求償権と貸倒引当金も期首から約18~19%増加しており、今後の動向が少し気になりますね。一方で、債務保証損失引当金はほとんど増減しておらずここは一安心。

2021年3月期決算予想

2021年3月期決算予想

決算予想や配当予想に変更はありません。文句の付けようのない数値です。

気になるのはやはり与信関係


前期と比較すると与信費用が35%増加しています。決算全体としては素晴らしい数値なのですが、徐々に与信費用が増加している点は留意しておきたいところです。

 

まとめると、

・素晴らしい実績と決算予想!

・今後も保証残高が大幅に増えていくのかどうか、与信費用や求償債権の伸びは経済状態や不動産市況と相まって留意要。

 

それでは、よい1日を!

 

尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。

 

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