高配当株 オリジナル設計の2020年12月期決算が、2021年2月5日に発表されています。
決算短信にはざっと目を通していて気になる点も少しあるのですが、なんせIRに熱心でないのかあまり情報がありません(笑)
もう少しIR熱心になってくれるといいなぁ、と思いつつ、自分の備忘も兼ねて気になる点をメモメモ。
高配当株 オリジナル設計 2020年12月期決算
概況。
(出典:2020年12月期決算短信より)
- 売上高:6,274百万円(前年同期比△1.0%)
- 営業利益:664百万年(同△16.9%)
- 経常利益:647百万円(同△20.7%)
- 当期純利益:375百万円(同△22.0%)
うーん、コロナの影響で現地調査や対面協議が滞ったり、海外案件についても渡航ができないことで影響がでているようです。
と、短信に書いてあります。売上の減少はこの理由でわかりますが、
営業利益(率)の減少理由は不明。
一方で、自己資本比率は81.2%とかなり優秀で、総資産に占める現預金割合も約48%と、安全性には問題ありません。
現預金有効に使用して欲しいと
言いたくなる投資家の方もいるかもね。
2021年12月期 予想
2020年12月期と比較すると若干増収増益を見込んでいるようです。とはいえ、過年度推移を見ると、成長が鈍化しているようにも見えます。
(出典:IRBANKより)
ここ数年徐々に営業利益率も低下傾向なのも気になります。
オリジナル設計 ちょっと気になる点
成長鈍化?と営業利益率の低下
上に書いたのと同じです。
特に営業利益が2017年12月期頃に16%程度あったのが約10%程度に低下しているのがかなり気になります。
2020年12月期については、営業CFが△
これもかなり気になってます。
金融業(銀行やリース等)でないビジネスで、営業CFに△がある銘柄には投資しないポリシーなので決算短信で見た時はびっくりしました。
2012年12月期くらいまでは営業CF△があり、
また営業損失も計上していましたが、
その後改善されたと判断していました。
CF計算書を見ると、主な要因は売上債権の増加。
営業CFが△102百万円ですが、売上債権の増加の影響が△395百万円(2019年12月期は△64百万円)。
コロナの影響で業務が滞っているのかと思いつつ、期末の売上債権は大幅に増加しているようで、駆け込みで終了した業務があるのか、たまたまサイトの長い得意先の債権が発生したのか一体理由は何なのか、今の所不明です…。
未成業務受入金の減少
未成業務受入金は2期連続決算時点で、約1.9億円減少しています。
これは受注業務の完成前の前金入金が減少しているということですが、一方で2020年12月期の受注高は前年とほぼ同水準(前期比2%増)なので、受注はしているけどコロナ等で業務が進んでいない(ので前金入金が少ない)のであればちょっとしょうがないかなというトコロ。
ただ、下記の事象を同時に上手く説明できる背景が推測しづらいといえばしづらい…。
- 受注は微増
- 売上高は微減
- 売上債権は大幅増
- 未成業務受入金は大幅減
未成業務受入金の入金サイトというか条件が厳しくなってきているとかなければ良いですが。
正直オリジナル設計のIRはもう少し頑張って詳細伝えて欲しいなぁ。
今後の有報や株主通信でわかるといいのですが(無理かな?)、
わからなかったらIRにメール等で直接聞いてみようかな。
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