おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 プロシップ。
先日2024年3月期3Q決算発表がありました。例のインフラ業界向け大型案件のつまずきがだいぶ解消されてきた感がありそうです。
2024年2月16日時点の株価1,430円。
配当利回り3.5%。
高配当株 プロシップ 2024年3月期第3四半期決算
経営成績。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
・営業利益:9.8億円 (同 ▲11.4%)
・経常利益:11.9億円 (同 ▲7.7%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:8.3億円 (同 ▲6.9%)
営業利益率:20.0%
あかん、、減益や…。
営業利益率も前年同期の22.8%より低下。
1Q以降のインフラ案件の躓きの影響は大きかったですね…。
・インフラ業界向け大型案件の本格稼働後の課題対応増 → 売上原価増
・研究開発活動活発化 → 販管費増
そして、通期下方修正になりました…。
後段で…
財政状態。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
自己資本比率は相変わらずの高水準。
科目別に目につくのは、、、
・現預金:+5.6億円
・売上債権:△1.3億円
・仕入債務:+3.1億円
相変わらず現預金は積み上がって行ってます。
残高:57.8億円で総資産の約63.3%!
更に投資有価証券も11億円あるしな。
借入・社債はなし。
財務安全性は引き続き何の問題なく、盤石かと。
尚、今回の四半期決算短信にCF計算書の掲載はありません。
①前期比減益続く。
②インフラ案件トラブル(?)解消に注力中。
③通期下方修正(後で再度書きます)、配当は変わらず。
④財務安全性は変わらず高い。
通期業績予想
業績予想。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
・営業利益:14.4億円 (同 △11.2%)
・経常利益:17.1億円 (同 △6.2%)
・親会社株主に属する当期純利益:12.1億円 (同 △6.4%)
アッチョンブリケ。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
要因は下記。
・インフラ業界向け大型案件稼働後の課題対応(1Q以降)。
・売上を見込んでいたインフラ業界向け大型案件の売上規模想定下回る。
・保守売上一部後ろ倒し。
残念ながら下方修正…。
営業利益は約21.2%の想定で3Q累計とあまり変わりません。
今後もインフラ業界案件稼働後の課題対応が予想されているのか、そもそもインフラ業界案件の利益率が既存製品より低いのか…??
配当予想。
年間1株50円(前年より3円増配)。
こちらは維持。
配当維持は嬉しいです。
尚、期末一括配当です。
高配当株 プロシップ 気になるトコロ。
回復の兆し⁉
当期は1Q以降インフラ業界向け大型案件に振り回されている感がありますが、四半期ごとに数字を並べると以下のように、当3Qでは大分回復した感があります(単位:百万円)。
当3Q単独の営業利益率約30%なら問題ない気が…。
とはいえ通期は下方修正で、4Q単独の営業利益率は約24.5%と例年の4Qに比べると低目の予想になっているので、まだ少し心配です。
保守的な予想で、
蓋を開けたら少し上方修正になると良いのですが…。
こうなると4Q実績(特に利益率)がかなり気になります。
まだ情報が不足していますが、インフラ業界向け大型案件自体の利益率、
既存の製品・サービスの利益率と比べどうなのかといった点は、
引き続き気にしています。
社長交代。
社長交代だそうで。
(出典:代表取締役の異動に関するお知らせ)
どういう経緯・理由かははっきりしませんが、まぁ良い方に進めて下さい!
としか言えんわな…。
まとめ
・1Q以降のインフラ業界向け案件の躓き影響大。
・一方財務安全性は何の問題もなし。
・2024年3月期通年予想下方修正…。
・配当は維持。
・四半期ごとの状況を見ると、当3Qはかなり回復の兆しだが…。
下方修正ありとなかなか厳しい決算でした。
苦労しているインフラ業界向け案件ですが、この後良い方向に行ってもらえればいいのですが…。
元々の製品の優秀さ、顧客の優秀さ等などといった点は
変わらず評価できる銘柄なので、引き続き見守っていきたいと
考えています。
「見守って」(笑)
プロシップ 2024年3月期3Q決算でした。
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