最近話題の海運株。
有名どころは、日本郵船、商船三井、川崎汽船ですが、探すと他にもあるようです。
個人的な高配当株投資の対象ではありませんが、
海運株を例に使って業種やテーマについて。
海運業だけではない。
業種:海運業
各銘柄にはその企業(グループ)の主な事業から、業種に分類されています。
例えば、日本郵船等上記3銘柄は、海運業に分類されています。
この海運業で検索すると以下のような感じになります。
(出典:株探 より)
この業種区分は、株探でもヤフーファイナンスでも、銘柄名の近くに記載されているのでそこからリンク先に跳ぶと、同業種の一覧が確認できます。
意外と銘柄数ありますよね。このような銘柄から出遅れ株や意外な優良株を探してみても面白いかもしれません。
さすがに海運はもうないかも。
テーマでも検索できる
次にテーマで探してみるという手段もあります。
例えば、上記は日本郵船のデータですが、株探のサイトだと右下にテーマが付記されていて、各テーマをリンクすると同じテーマが付されている銘柄が一覧表示されます。
試しにテーマ:海運を一覧表示すると、
業種:海運業での一覧より、銘柄数が増えましたね。
ここから業種:海運業では出てこなかった銘柄を探すこともできそうです。
留意する点は、実際に海運を行っている銘柄だけでなく、他業種(クライアントに海運業の企業がある銘柄等、上記には情報通信業も)の銘柄なんかもでてきます。
ちなみに、一番上のWNIウェザは情報通信業。
勿論、海運の企業が好況であればその周辺銘柄も
受注が増える可能性はありますが、
海運市況価格面(運賃や単価)の好影響を直接受ける
銘柄を探す場合には注意しましょう。
近接業種から探す
上記のテーマから銘柄を探す方法は、例えば日本郵船といった銘柄から直接確認できるので、比較的探しやすい方法ですが、他にも他業種や近接業種から探す方法もあります。
例えば、業種:海運業に近い業種として、業種:倉庫・運輸 なんてのもあります。
これだと倉庫や港湾作業がメインの銘柄が多くなりますが、上記のテーマ:海運と重複している銘柄が結構あります。
これら重複している銘柄は、倉庫業や荷役、港湾業務も行いつつも、海運市況(特に価格面)での好影響を受けることができる海運業も行っている銘柄ではないかと予想できそうです。
また、倉庫や港湾作業を行う銘柄の場合でも、
海運市況の価格面での好影響を直接受けなくても、
取扱量の側面から市況の好影響を受ける銘柄もありそうです。
私自身は、海運関係を高配当株投資のポートフォリオに入れる予定はないのですが、短期売買されている方や中長期的に業績安定していなくても高配当であれば投資するスタンスの方で、時間ある方は一度いろいろ探してみては如何でしょうか。
テーマ関連や近接業種だとまだ出遅れ株とかあるかも!?
高配当株投資において業種やテーマで考えること
今回は、最近話題の海運を例に挙げて業種やテーマを取り上げましたが、高配当株投資を行う上でも業種やテーマには留意しておく必要があると思います。
業種分散。
保有銘柄はリスク低減の為にも業種分散を図りたいところです。
どうしても配当利回りが低くなりがちな業種もありますが、可能であれば業種の分散、或は業種が同じでも異なるテーマがあるような銘柄の選定を検討していくことは重要と思います。
とはいえ、時々業種が実態に合わないこともある。
例えば、以前取りあげた、1717明豊ファシリティーワークス。
詳細は省きますが、以前は業種:建設業だったのものが、現在はサービス業に変わっています。
顧客等との契約の方法の違いですが、実は根幹の業務内容は変わっていません。
この辺りは実際に銘柄自体をじっくり見て見ないとわからないのですが、
そんな場合も有ることに留意です。業種が実態とそぐわないことで、
上記の業種分散の話にも関わってきますし、株価水準や投資家の着目度合も
業種の違いで多少変わることもあると思っています。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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