おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株銘柄を探す場合にいろんな指標等を確認しますが、その中で重視している指標に営業利益率と自己資本比率&現預金残高があります。
結果、どうしてもROEはあまり気にしないということになります…。
営業利益率大好き、キャッシュもね(笑)
営業利益率とか現預金残とか。
高配当株を探す場合いろんな点を検討します。
指標・数値面でもいろんな点を確認しますが、中でも以下は重要視しています。
①営業利益率。
②自己資本比率&現預金残高。
営業利益率。
著名な投資家が指摘してますし、また私も事業内容やIR資料から
確認を試みますが、”堀”(参入障壁、許認可、切替コスト、ブランド等)
という経済的な優位性を持つ銘柄はとても魅力的です。
この経済的優位性の確認の為に事業内容の把握に努めますが、結果的にこの優位性が数値として出てきやすいのが営業利益率と考えています。
いろんなトコロで書いていますが上記の理由から私は営業利益率の高い銘柄が大好きで、逆に言うと10%未満の銘柄にはあまり魅力を感じません。
いろん方が採り上げて良さそうな銘柄でも
営業利益率が1桁%の銘柄はあまり買うことはありません。
最低でも8%くらいは欲しい。
例外で営業利益率5%程度なのに
投資しているのは総合商社位やな。
但し、営業利益率が低い銘柄が必ずしも良くないわけではありません。
所謂薄利多売と言われる小売や卸売業等がぱっと頭に浮かびますが、利益率が低いということは景気悪化で売上が落ちても高利益率の銘柄に比べ利益額減少は抑制されます(安定的)。また著名な投資家も小売業銘柄を保有していますし、営業利益率が低くてもブランド等の”堀”を保有している銘柄はたくさんあると思います。
そもそも率は低くても、率が高い会社より額を稼いでいる会社はたくさんあります。
額か率かというのは好みの問題で、自分は率を重視した方が
わかりやすい、判断しやすいということにすぎません。
自己資本比率&現預金残。
自己資本比率も見ますが、特に無駄に現預金溜め込んでくれているととても嬉しいです(笑)
自己資本比率が高く、その理由が利益剰余金が蓄積され
資産としてはキャッシュ(或いは投資有価証券)を
多額に保有という状況を希望!
一方でこうなると数値的に上がらないのがROEになります。
従って、というかもともと個人的にはROE数値自体は
あまり気にしていないということになります。
これは高配当株投資前も長期割安株投資でしたし、グロース株投資を嗜好していないことも要因かと思っています。特にグロース株に投資するならROEは大事と考えます。
無駄に現預金溜め込んどる場合じゃないからな。
最近(いや昔から)ROEは重要視されている…
ROEは重要です!
投資において、ROE(自己資本利益率)はとても重要視されています。
= EPS(一株当たり当期純利益)÷ BPS(一株当たり純資産)× 100
投資家から見ても、自分が拠出した資金(資本)に対してどのくらいの利益を上げているか、結果どのくらいの率で会社成長・資本増加するかはとても重要な観点です。
著名な投資家も重要視していましたし、最近日本でも効率的な或は資本コストを意識した経営というものが謳われておりより注目されてきています。
そこはまさしくその通り!
異論なしや!
ただ、もりっこ。の場合…。
昔から不届きな事に表面的なROE数値自体はあまり気にしていませんし、高配当株投資を始めて以降その傾向は変わりません。
参考で見ますが、その程度。
何故なら自分が重視している指標が良いとROEは低下する傾向になりがちだからです(あと上で書いたように昔から成長株にはあまり興味なし)。
①営業利益率重視の姿勢。
上記に書いた通り事業自体の利益率を重視しています。事業自体の優位性、安定性・継続性を大事にしている為です。
他のブログでも書きましたが、臨時的或は特殊事情で
大きく数字がブレる当期純利益(率)ひいてはEPSよりも
営業利益(率)の状況を重視しています。
従って、臨時的な例えば減損損失や投資有価証券評価損で最終利益(ひいてはEPS)が毀損していても、営業利益(率)が成長或は安定的ならば問題にしません。
が、この場合ROEは低下しがち…。
勿論、EPSが順調に伸びていること自体は評価できますし、
とても良いことは間違いないです。
EPSの状況如何に関わらず営業利益(率)が伸びていれば、
OKというスタンスです。
収益力やその効率性という意味からは、個人的にはROEよりどちらかというと営業CFの状況が気になるかなぁ…。
また、もし「営業利益÷自己資本×100」という指標が記載されていれば、
多分ROEよりそちらを見るかな。
②自己資本比率&現預金残の話。
無駄に現預金貯めてくれていると高評価と考えています(笑)
よってこれもROEは下がる要因になります。
A 当期純利益:100、自己資本:1,000 → ROE:10% (優秀!)
B 当期純利益:100、自己資本:1,500
(Aとの違いは、資産側は現預金、資本側は利益剰余金が500多い) → ROE:6.6%(イマイチ!)
僕の場合は、Bに投資します。
実際に投資している高配当株の中には現預金が総資産に占める割合が30%~50%という銘柄あります。
このような銘柄は上記のようにROEは上がりにくいのですが
個人的には高評価なのです。
特に稼いだ実績がある程度の期間あり、
溜め込んできた会社ほどこの傾向が出やすいかな。
重要なのはバランスとか背景とか。
一方で、現預金を無駄に溜め込んでいる銘柄でもROE8%を超える銘柄も結構有ります。
理由は簡単で利益を多額に計上しているからです。
上の算式だと当期純利益が
100ではなく150になる感じやな。
これで額より率嗜好の自分にとっては、
営業利益率が高いということないですね。
それはまさしく垂涎銘柄!!
勿論ROEは最終利益で計算されるのですが、特別利益や経常利益要因を除き、ROEが継続的に高い銘柄は営業利益が多額に計上されていることが前提となります。
重要なのは、、、
どうしてROEが高いのか或は何故利益率は良いのにROEは低いのか、
といったところの確認が大事かなぁと考える次第。
ROEがイマイチな銘柄であっても、以下のような理由であれば何の問題もないと考えています。
・臨時的な特別損失が発生した。
・過去に長期間稼いで(営業利益多、或は率高)現預金で溜め込んでいる。
まとめ
ごちゃごちゃ書きましたが、、、
・ROEは大事。
・一方で自分は表面的なROE数値自体そんなに気にしていない(参考程度)。
・理由は割安株投資や高配当株投資において、営業利益率や自己資本比率&現預金残を重要視の為。
・たくさん稼いでたくさん蓄積されるとROEは低くなりがち。
・ROEが低くても上記の背景あれば問題ないと考えている。
・背景とかバランスの検討が重要。
・尚、額か率かは嗜好の問題かと(個人的には率が好みで優位性わかりやすいと考えている)
まぁそんな感じ。
勿論、異論はOKです!
あとね、不届きな投資方針をフォローしておくと、、、
以上のような理由でROEが低い銘柄は今後の株主還元の伸びしろが
あるかもしれません。
「ROEがイマイチ」「収益力高」「現預金残高たくさん」…。
まぁ取らぬ狸ですけどね(笑)
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