高配当株JT。
2022年7月29日決算発表の銘柄の中でも注目されていた銘柄かと思います。
12月決算なので第2四半期決算。
大方の予想通り円安効果もあって決算数値自体は良かったです。
しかーし、1番気にしているのはそこではない!?
高配当株 JT 2022年12月期第2四半期
損益状況。
(出典:決算説明会資料)
営業利益:3,830億円 (同 +18.9%)
親会社株主に帰属する四半期純利益:2,641億円 (同 +17.3%)
増収増益!
営業利益率はいつも20%台だったような気がします。
ずいぶんな上げっぷり。
特記事項としては、、、
・たばこ事業の値上げの効果が大きい。
・たばこ事業販売数量は減少だが値上げ効果で売上高は約10%増加の模様。
・円安による増益効果。
セグメント。
たばこ事業
(出典:決算説明会資料)
上記の通り値上げ効果が大きい。
たばこ事業の営業利益率は約38%!
資源価格高騰やインフレの影響でコストも増加しているものの、
売上増加の影響が大きかったようで増益。
調整後営業利益はJT独自の指標で、営業利益から買収により生じた
のれんの償却費や減損、リストラクチャリングに関する項目等を
除いたもの。
普通に営業利益表示の方がうれしいな…。
医薬事業・加工食品事業
(出典:決算説明会資料)
医薬事業は増益ですが、まだまだ小規模。
まぁ相変わらずやな。
2022年12月期通期予測と配当予想
通期業績見通し。
(出典:2022年12月期第2四半期決算短信)
上期のたばこ値上げ効果が大きく増収増益修正です。
営業利益:5,490億円(同 +10.0%)
配当予想。
こちらは当初予想据置。
年間150円。
通期予想のEPSが203円なので、配当性向は73%位です。
ロシアはどうなっとるんや!?
しかし個人的な1番の関心はロシア。
関連する記載を探すと、、、
(出典:決算説明会資料)
前回の決算発表時と同様の状況のようです。
グループからの分離を含めた選択肢を検討中。
決算短信や決算レポートにも同様の記載あり。
検討使?
いやそれは言い過ぎ…。
尚、影響額明示してくれていますね。
・原材料のサプライチェーン上の制約に直面するリスク有。
・ルーブルが前提レートから1%変動すると調整後営業利益に対して約20%の影響。
(再掲)調整後営業利益はJT独自の指標で、
営業利益から買収により生じたのれんの償却費や減損、
リストラクチャリングに関する項目等を除いたもの。
いやだから普通に営業利益ベースで記載してくれ…。
仮に2022年12月期業績予想数値から単純にロシア市場の影響額を控除(概算で単純に売上10%、営業利益20%を控除)するとこんな感じ。
営業利益 :5,490億円 → 4,392億円
EPS :203.97円 → 163円
個人的には買い増したい銘柄なのですが、ロシア事業の行方が
不透明でちょっと買い増しできずにいます。
風評等を意識してロシア市場分離・撤退を仄めかしつつも、
重要な市場としてそれはフリだけでやり過ごしたいのが
本音だろうという見方もあるようです。
「撤退」という文言を会社は使用していない点もちょっと
気になっています。
いずれにしろ、ちょっともどかしいね。
決算説明会のQAのやり取りも公表されたらcheckしよっと。
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