おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 積水ハウス。
私自身は保有していないのですが、珍しい1月決算ということも相まって人気の高配当株です。
2024年1月期の2Q決算発表ありました。
2023年9月7日現在の株価は3,081円、
配当利回りは3.83%。
高配当株 積水ハウス 2024年1月期2Q
経営成績。
(出典:2024年1月期第2四半期決算短信)
営業利益:1,249億円 (同 △14.7%)
経常利益:1,252億円 (同 △15.2%)
親会社株主に属する四半期純利益:924億円 (同 △11.1%)
増収だけど減益や。
営業利益率は前期の10.2%から8.5%に減少。
・売上は過去最高。
・減益の要因は国際事業の減速。
(出典:決算説明資料)
国際事業の減益が確かに大きい。
ただ受注は増加してます。
財政状態。
(出典:2024年1月期第2四半期決算短信)
特に総資産の増加が目立ちますが、販売用不動産(在庫)の増加が要因。
自己資本比率は若干低下だけど高水準です。
尚、社債・借入金も2,700億円程度増加しています。
CFの状況。
四半期短信にCF計算書はありませんが、決算概要資料に以下の記載があります。
(出典:決算説明資料)
在庫の増加が営業CF▲の要因です。
本来営業CFの▲は嫌だけど…。
中国の不動産会社のように売れない在庫が積み上がっているわけではなく、
建設中の在庫が積み上がっていると思うのであまり心配は不要かと。
また、為替の円安効果で数値が大きくなっている部分も
前期末比で約900億円あるようです。
①過去最高の売上高だが、減益決算。
②要因は国際事業。
③財務安全性は変わらず高い。
来期業績予想
業績予想。
(出典:決算説明資料)
財務数値の単位は億円です。
営業利益:2,650億円 (同 +1.3%)
経常利益:2,590億円 (同 +0.7%)
親会社株主に属する当期純利益:1,930億円 (同 +4.6%)
各利益の2Q進捗率は約47~48%程度。
少し50%割ってますがそこまで悪くもない。
配当予想。
年間118円(2023年1月期から8円増配)。
コチラも変更なし。
積水ハウス 気になるトコロ
国際事業(特に米国)。
皆さん注目の国際事業。
(出典:決算説明資料)単位:億円
国別だと、
(出典:決算説明資料)
②どの国も減益だが米国減益額が大きい。
ただ今回の決算資料見る限りその減益要因に関する記述はなかったように思います(見落としてたらごめんなさい)。
資材高騰や販売促進(金利一部負担とか?)でしょうか。
でも悪い点ばかりではないです。
(出典:決算説明資料)
受注は堅調。
また現地の会社の持分の取得もしており、
収益基盤は増加していっています。
受注動向・受注残。
全社的な受注動向です。
前年同期との受注比較
(出典:2024年1月期第2四半期決算短信)
同受注残高
(出典:2024年1月期第2四半期決算短信)
受注動向、受注高ともに安心安心。
まとめ
・前期と比べると米国事業の利益が大幅減少。
・自己資本比率は変わらず、業種にしては高水準。
・在庫は大幅に増加、3Q以降の売上に寄与するものと想定される。
・2024年1月期予想は増収増益・増配見込で2Q時点では変更なし。2Q進捗率も悪くはない。
・受注状況は問題なさそう。
確かに2Qは減益決算で米国住宅市場の減速の影響等を
受けているようですが、
受注動向など鑑みてもそんなに悲観しなくても
良さそうな気がします。
ここ数年本決算での営業利益率が
8%台中盤~後半だったし、前年より
減益だけどそんなに悪い2Qでもないかもな。
これからも米国市場はM&A等通じ拡大を図ると思うしね。
3Q以降頑張ってもらいましょう!
積水ハウス2024年1月期2Q決算でした。
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