おはようございます☆
もりっこ。(@moricco_net)です。
大人気の高配当株 KDDI。
2023年3月期第2四半期決算が発表されました。
2022年11月4日時点の株価4,255円。
配当利回り3.17%。
超有名銘柄や!
高配当株 KDDI 2023年3月期第2四半期決算
損益状況。
概況。
(出典:2023年3月期第2四半期決算短信)
・営業利益:5,585億円 (同 ▲2.5%)
・税引前利益:5,599億円 (同 ▲2.5%)
・親会社株主に属する四半期純利益:3,543億円 (同 ▲2.0%)
営業利益率:20.3%
あれ…、減益だ。
売上こそ増収ですが、各利益は前年割れしています。
減益の理由ははっきりしています。
営業利益減益要因。
(出典:決算説明会プレゼンテーション資料)
上図右の「通信障害・燃料高騰」の影響前の営業利益5,733億円は前年同期比+なので、確かに通信障害が無ければ営業利益は増益だったという言い方は間違いではありません。
ただ、本質的には左側の通信収入の減少が
ずっと最近抱えている一番大きな要因と思います。
これは実はみんな知ってることで、
携帯スマホ通信料値下げが大きいです。
そんなパーソナル部門。
パーソナル部門概況。
(出典:2023年3月期第2四半期決算短信)
しっかり前期比減益です…。
エネルギー事業収入や金融事業収入で増収ですが、モバイル通信収入の減少により減益とのこと。
四半期推移。
(出典:決算詳細資料)
①モバイル通信料収入、端末販売収入は減収中。
②マルチブランド付加価値収入(でんきなど、金融も恐らく含まれる)は増収中で、増収幅は①より大きい。
③営業利益は前期比減少中。
④EBITDAも前期比減少中。
まだ現時点では、でんきや金融の成長で、
モバイル通信料の減益をカバーできていないということ。
尚、前期の第4Qの営業利益(及び営業利益率)が大きく下がってますが、4Qは販促活動に注力する為です。
今期も販促費の拡大を4Qに行うのであれば4Qの利益の伸びはあまり期待できないので、3Qの業績がより重要になりそうですね。
ビジネス部門。
(出典:2023年3月期第2四半期決算短信)
こちらは増収増益で好調やな。
通期業績予想
業績予想。
(出典:2023年3月期第2四半期決算短信)
・営業利益:1兆1,000億円 (同 +3.7%)
・親会社株主に属する当期純利益:6,880億円 (同 +2.3%)
据置。
増収増益予想。
各利益の2Q時点の進捗率は50%を若干上回っています(営業利益:50.7%、最終利益:51.5%)が、例年だと下記進捗率なので、例年と比べるとちょっと不安です。
・営業利益:概ね53~56%
・最終利益:同上
配当予想。
年間1株135円(前年より10円増配)。
こちらも据置。
高配当株 KDDI 気になるトコロ。
単純です。
②或は続くモバイル収入の減少による減益幅を、でんきや金融或はビジネスセグメントで恒常的かつ充分に上回れるか。
①については、今後も格安プランや格安simへの移行が今後も増えると想定されます。
比較的中高年世代(比較的高い料金支払ってる?)の
自然減少もありそう。
結局のところ②に掲げた、金融事業やビジネスセグメントの
更なる成長が必要ということかと考えます。
「モバイル通信料減収による減益幅」VS「その他事業増収による増益幅」
の仁義なき(?)戦いがまだ続くんやな!
まとめ
・通信障害の影響はあるが、本質的にはモバイル通信料の減収が止まらない。
・でんきや金融、或はビジネス部門は好調で会社全体としては増収。
・「モバイル通信料の減収による減益幅」VS「その他事業の増収による増益幅」が続きそう…。
モバイルが苦しいのはドコモ(NTT)も
同じかなー。
高配当株界隈では大人気の銘柄です。
増益路線復調して欲しいところですね。
まぁ復調といっても、今でも営業利益率20%もあるけどね。
KDDI 2023年3月期2Q決算でした。
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