おはようございます☆
もりっこ。です。
保有しているエネクス・インフラ投資法人から2023年5月期分配金の通知が届きました。
この分配金は少し処理が煩雑な点があります。
ちなみに半年決算。
エネクス・インフラ投資法人 2023年5月期分配金
分配金。
(出典:HPより)
②利益超過分配金:2,046円
合計:3,000円
ありがたやー。
利益超過分配金というのは文字通り利益部分からの分配ではなく、多めに計上された減価償却費のうちの一部を分配金とするものです。
減価償却費が多額に計上される
インフラ・ファンドやリート特有の分配金です。
詳細なんかは以下参照ください。
分配金の取扱い。
今回の分配金は以下のように整理されます。
(出典:2023 年5月期(第7期)分配金の税務上の取扱いに関するご説明)
②ⅰ利益超過分配金(2,046円)のうち一時差異等調整引当額:368円 ⇒ 同上
③ⅱ利益超過分配金(2,046円)のうち上記以外:1,678円 ⇒ 配当でなく、みなし譲渡扱い。
尚、一時差異等調整引当額の内容はあまり気にしなくてよいかと。
一時差異等調整引当額も通常の配当収入として取り扱われます。
一応説明は以下ですが会計税務の知識が相当程度ないと難しいので、
ふーんって感じで良いです。
法人税課税を避けるための
技術的な調整って感じやな。
そして一時差異等調整引当額は除く利益超過分配金についてはその原資が出資総額となるため、みなし譲渡損益(株式譲渡損益)の扱いになります。
出資部分を売却してその代金を受け取ったと考えるわけね。
みなし譲渡損益での留意点
配当部分とみなし譲渡部分と。
上記の通り分配金のうち株主側で配当収入になる部分とみなし譲渡収入になる部分の区分については、インフラ投資法人から書面にて通知されます。
また、みなし譲渡の場合は保有する株式のうちいくらかを売却したことととなるため売却した保有元本がいくらかを確認する必要がありますが、これもインフラ投資法人からの書面にて保有株式(出資)の何%を売却扱いになったかという形で通知されます。
そりゃインフラ投資法人に教えてもらわんと
自分ではわからんわー。
特にみなし譲渡の場合は、自分が保有する株式(出資)の
一部分を売却した処理になるため、
取得価額の調整(売却扱い部分の減額)も必要。
特定口座なら自動計算な場合が多いが。
これら、
・株式譲渡収入の場合の売却扱いとなる保有株式の減額割合に沿った投資元本の減額処理。
について、
特定口座(株式数比例配分方式)で保管している場合は証券会社特定口座において自動的に処理され、投資家側で何かしら手計算で行う必要がないことが多そうです。
良かったね~。
普通口座だとやってられんかもな…。
但しこのように注意書きされています。
(出典:2023 年5月期(第7期)分配金の税務上の取扱いに関するご説明)
インフラ・ファンドに投資している場合は、その分配金やみなし譲渡収入が自分の証券口座でどうなっているかを確認しておく必要がありそうです。
「インフラファンドの分配金特有の処理が自分の口座で
どうなっているか」も大事だけど
「確定申告必要か、した方が良いか」の検討もお忘れなく!
まとめ
・譲渡収入になる部分については投資元本の減額処理も必要。
・特定口座(株式数比例配分方式)での保有の場合、自動で処理されることが多いと思うが確認要。
リートでも利益超過分配金はあるので、
これらの保有は特定口座じゃないと大変だ~。
インフラ・ファンドの分配金について少々でした。
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