おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 アマノ。
比較的最近高配当株として認識し始めた銘柄です。
今月頭に2024年3月期の3Q決算発表ありましたので確認してみます。
2024年2月5日現在の株価は3,771円、
配当利回りは3.18%。
高配当株 アマノ 2024年3月期3Q
経営成績。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
営業利益:125.8億円 (同 +40.2%)
経常利益:134.7億円 (同 +36.7%)
親会社株主に属する四半期純利益:90.9億円 (同 +44.9%)
①パーキングシステム大幅伸長が継続。
②情報システムもハード・ソフトともに伸長。
③環境システムも堅調。
④国外も円安効果もあり、北米、欧州、アジア総じて増収(図表は掲載略)。
今期は1Qから引き続き、全体売上げの約半分を占めるパーキングシステムがかなり好調。
時間管理機器の収益規模は全売上の2%程度と僅少になっています。
昔はアマノといえばタイムカードでしたが…(笑)
その時間管理機器は若干減収だけど、
ほんと気にならない程度。
(出典:決算概要)
営業利益で見ても、
パーキングシステムを含む時間情報システムの好調さが伺えます。
財政状態。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
若干自己資本比率が低下していますが問題ないレベル。
その他貸借対照表を見ても、
そんなに大きく気になる増減はないかな。
強いて言うと下記辺り。
・現預金:▲34.6億円
・在庫:+37.3億円
・リース資産:+27.4億円
・リース債務:+29.7億円
リース資産やソフトウェア仮勘定も増加していて、
設備投資もそこそこ行っている模様。
CF状況。
〇投資CF 前期3Q:△32.8億円 当期3Q:△69.0億円(定期預金への預入超過が主要因)
〇財務CF 前期3Q:△124.6億円 当期3Q:△167.8億円(配当、自己株取得の増加、リース債務返済主要因)
期末キャッシュは489億円ありますし、
定期預金も含めた現預金は589億円(総資産の約32%)と
手元資金は潤沢です。
配当も増加中や。
①増収増益決算。
②ほぼすべての事業(特にメインのパーキングシステム)で事業好調。
③財務安全性は変わらず高い。
来期業績予想
業績予想。
(出典:2024年3月期第3四半期決算短信)
営業利益:177億円 (同 +12.1%) 同:71.0%
経常利益:185億円 (同 +9.1%) 同:72.8%
親会社株主に属する当期純利益:125億円 (同 +10.7%) 同:72.7%
しっかり増収増益予想です。
一見各利益の進捗率が低く見えますが、、、
アマノは1Qの進捗率が低く4Qの進捗率が高いという特徴があるので、
あまり心配しなくても良いかと思います(後述します。)
配当予想。
年間120円(2023年3月期から10円増配)。
3Q時点では変更なし。
中間40円、期末80円と期末偏重の配当となっています。
アマノ 気になるトコロ
進捗率。
アマノは1Qの年間業績に対する進捗率が低目、4Qが高目です。
(出典:IRバンク)
先に3Q時点の各利益の進捗率が低く見えると書きましたが、それでも例年に比べると実は高い進捗率となっていることがわかります。
また決算概要資料に、ここ数年の四半期ごとの
売上と営業利益推移が掲載されています。
①売上
(出典:決算概要)
②営業利益
(出典:決算概要)
この辺りを見ると本決算はちょっと期待しちゃいますね。
実はDOEじゃないですか!
アマノの配当方針は以下の通り。
(出典:決算概要)
純資産配当率、、、って、DOEじゃね!
そう、実はDOE採用銘柄でした!
株主資本配当率って略されることが多いけどね。
しかも銘柄確認した際、私スルーしてました。
すいません…(恥)
で、今期の配当予想を当てはめたスライドがこちら↓
(出典:決算概要)
DOE:7.2%になる模様。
特別配当も考慮に入れると実質減配実績はあるとも言えそうですが、
株主還元意識は結構高そうな銘柄ですね。
自己株取得も毎期ではないものの、
ここ2年は20億円レベルで実施やで。
まとめ
・メイン事業含め概ね全事業好調。
・財務安全性は変わらず高い。
・2024年3月期予想増収増益、増配見込。
・DOE採用銘柄でした!
今期は1Q以降引き続き好調なようで、本決算にも期待が持てそうです。
しかもDOE採用だし。
考えてみれば、日本駐車場開発やパラカ等時間貸し駐車場を営む会社は、
ここ数年業績好調なトコロが多いですが、
アマノも時間貸し駐車場事業好調の恩恵を受ける銘柄のようです。
ただもうちょい配当利回り欲しいけどね…。
個人的には3.18%だと買えん…。
アマノ2024年3月期3Q決算でした。
コメント