おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 AREホールディングス。
社名変更前はアサヒホールディングス。
ここ最近株価の下落が止まらないようです。直近の四半期決算なども含め状況見てみました。
2023年8月17日現在の株価は1,826円、
配当利回りは4.93%。
まだ名前に慣れませんがなんだか個人的にはどちらの社名もイマイチ感が(ごめんなさいっ!)…。
高配当株 AREホールディングス 最近の株価推移
株価。
(出典:ヤフーファイナンス)
2022年の春ごろには株価2,400円程度あったのですが現在は1,826円。
結構下がってきたなー。
逆に配当利回りは4.9%程度とかなり高くなってきました。
業績推移。
この株価下落の要因は単純に業績低迷と考えてよいかと思います。
(出典:IRバンク)
2018年3月期~2020年3月期辺りで業績が急拡大し利益も大きく増えてきていたのですが、営業利益では2022年3月期(最終利益では2021年3月期)以降は減益となっており、2024年3月期予想も2022年3月期実績には大きく届きません。
業績低迷なら株価低迷も致し方ないかも。
株主還元。
一方でAREホールディングスは以下のような株主還元方針となっています。
(出典:決算説明資料)
〇年間配当額は減らさず安定的に配当継続。
特に後段の記載は嬉しい!
2022年3月期の年間配当額90円をその後の業績低下に関わらず
継続してくれています。
従って株価低迷の結果配当利回りが高くなってきています。
高配当株 AREホールディングス 2024年3月期1Q
(出典:決算説明資料)
営業利益:31億円 (同 ▲46.4%)
親会社株主に属する四半期純利益:24億円 (同 ▲43.9%)
かなりの減益…。
営業利益率も前期の9.5%→4.6%に
かなり下がっていますね。。。
(出典:決算説明資料)
増収なんだけどなー。
特に貴金属事業の主な減益要因は上記スライドおよび掲載していませんが短信コメントによると、、、
・ロジウム価格の下落。
・貴金属回収量の減少。
貴金属の市場価格の動向やそもそもの回収量に業績が左右されるので
毎期業績を安定的に推移させるには少し難しいビジネスかも。
(価格ヘッジの努力はしているようですが)
今回は詳しく触れませんが、見た目の自己資本比率や営業CFのイマイチさもあって、業績も低下傾向だとなかなか人気が出ない銘柄かもしれません。
簡単に書くと北米精錬で金融事業を開始拡大させており、
資産負債も両建てで膨れる点及び金融特有の事業拡大すれば
するほど営業CF悪化というCF計算書構造上の影響。
来期業績予想
業績予想。
(出典:2024年3月期第1四半期決算短信)
営業利益:190億円 (同 ▲1.4%)
親会社株主に属する当期純利益:132億円 (同 +20.8%)
微妙やな…。
この業績予想の背景とか理由について書かれている箇所が
見当たらなかったんだけど…。
どこかに詳しい説明あったかな…??
配当予想。
90円(前期同額)で、こちらも予想修正無し。
ここは株主還元方針の通りのようです。
まとめ
・但し配当は減額しない方針。
・貴金属の市場価格やそもそもの回収量に業績が左右されるので安定的なビジネスとは言い難い。
・2024年3月期予想減収減益だが、税前利益・最終利益は増益見込。
・配当は前期据置予想。
数年前の好業績と足元業績をみると、
株価下落も致し方なしかなー。
配当利回りは高くなってきたけどね。
こういう銘柄は高配当株PFの主力とするには難しい銘柄かもしれないですね。
今の所、配当額は減額しない方針なので、
投資銘柄数が少なくない場合は
株価低迷時に少し仕込んでおくのはアリでしょうか。
AREホールディングス2024年3月期1Q決算でした。
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