おはようございます☆
もりっこ。です。
TAKARA&COMPANYの2021年5月期決算説明会資料がupされていました。
TAKARA & COMPANY決算説明会資料
(出典:2021年5月期決算説明会資料)
投資先の決算発表について通常決算短信を確認したり株探等の情報サイトでtopicだけ確認したり、人によって確認の仕方はいろいろあるでしょうが、私はまず決算短信。
そして決算説明(会)資料を作成している会社については
これを確認するようにしています。
逆に、関係会社の状況や過去3年以前の主要数値、
商流や拠点情報等より細かい情報が欲しい場合のみ
有価証券報告書を確認しています。
TAKARA & COMPANYの決算説明会資料は、あまりページも多くなく、凝り過ぎず見易いと思います。
2021年5月期のtopics再確認
増収増益
これは以前から言われていますしこの資料でも記載されていますが、本来2020年5月期の売上であった会社法関係の売上が株主総会の延期等によって2021年5月期の期首にずれ込んだこと、がまず大きな要因でしょう。
あと、利益には貢献していませんが、増収という部分なら通訳・翻訳事業も寄与しています。
前回書いたように、通訳・翻訳事業のセグメント利益は赤字(△437百万円)。
この辺りは課題ですね。
自己資本比率が大幅上昇。
これは前回のブログで書き漏れていました。
以下のように、自己資本比率が約10ポイントも上昇しています。
金融業は別ですが高配当株投資をする際に自己資本比率も重要な判断材料にしているので、自己資本比率の上昇は目を引きます。
理由は当期利益の計上による利益剰余金の増加や有利子負債の削減もありますが、一番影響が大きいのは期中に自己株式の処分や増資といった資本取引を行ったことによる影響ですね。約40億円程純資産が増加しています。
そういやこの頃株価が大きく動いていたね。
結果的に自己資本比率の増加でも既存株主にとっては、
その時点では利益の分け前が減るので嬉しくないかも。
逆にこれから投資する場合には、あんまり気にしなくてもよいね。
中期計画の進捗率
最後に中期計画の進捗率を見ておきます。
- 売上は未達
- 営業利益、利益率は達成
- ROEは未達
期ズレ前期の売上を取り込んだ割には収益目標は達成できていませんが、営業利益率の達成は良い点ですね。
ROEは未達だけど上記の資本取引における自己資本比率の大幅な改善が
あったのが大きな要因でしょう。
悪くない進捗と思います。
売上が増えるのも大事だけど、どちらかというと営業利益と
営業利益率の方が重要と個人的には考えています
(勿論減収傾向はまずいけど計画未達とはいえ増収環境下では)。
ホント、もう少し配当利回り欲しい! 我慢できないかも(笑)
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