高配当というか高分配で人気のあるインフラファンド。
私も勉強兼ねて数銘柄保有しています。
そしてこのインフラファンド、どの銘柄が良いのか少々見えづらいと個人的には感じています。
リートなんかもそうかもしれません。
単純に利回りのみで決めるのもアリですが、それだけなのも少し嫌。
とはいえ株式の個別銘柄と違ってまだ自分なりの確認方法を確立できていません。
「どうしたもんかな」という感じなんですが、
ちょっと損益計算書で遊んでみました。
参考になるかどうかはわかりませんが、
お時間あればご一読頂き良かったら
ご意見頂きたく。
インフラファドの損益状態並べてみた
一覧。
こんな感じ
分かること、或は勝手な推察。
①収益・利益規模、利益率
②EBITDA
インフラファンドは費用に占める減価償却費の割合が高く(また利益超過分配金にも絡むので)、減価償却費を戻したEBITDAを確認してみました。
算出方法はどの段階利益からスタートするかによっていろいろありますが、
今回は単純に「営業利益+減価償却費」で算出。
EBITDA/営業収益(率)でタカラレーベン・インフラ投資法人の数値が低くなるのは、減価償却割合(減価償却費/営業収益)が低い為ですが、その理由は今の所調査不足で不明。
固定資産の取得価額が低いのか、
耐用年数資産終了している資産が結構あるのか…?
③分配金に占める利益超過分配金
次いでカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人も低め。
この利益超過分配金。
利益を超えた分配金なので、タコ足分配としてこの割合が少ない方が健全という意見がありますが、私個人的にはそう思っていません。
その期に稼いだCFからの分配であって、
元本分配している投資信託とはその質が全く違うと思っています。
そして減価償却費の内どれだけ分配するかは、あくまでその銘柄の
(株主還元方針含め)キャッシュマネジメントの結果と思っています。
よかったらこちらも。
この利益超過分配金は減価償却費の6割まで出せますが、タカラレーベン・インフラ投資法人に至っては10%程度しか出していません。
ここの個人的推察(根拠はありませんので留意ください)
・物件取得費、修繕費等に廻したいのかな??
④営業収益に占める分配金総額、或はEBITDAに占める分配金総額
特にタカラレーベン・インフラ投資法人は
渋ちんですなぁ(笑)
これのみで選択するなら…。
今回書いた情報でのみで銘柄選択するなら、個人的には以下の3銘柄かな…。
上文中で色付きにしています。
タカラレーベン・インフラ投資法人
・収益力高い。
・分配余力はありそうだが成長投資に廻していて今後も収益拡大の可能性ありそう?(完全な仮定(笑))
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人及びエネクス・インフラ投資法人
・収益力・EBITDAも高い
・分配性向高め。
今回の注意点
今回はあくまで損益状態(+分配金総額)にフォーカスしています。
格付け、財務状況、物件状況(買取価格や地域的な偏重、NAV倍率など)、分配利回り、株価等は考慮していませんのでご注意ください。
みんなどうやって選択しているのか知りたい…。
同じビジネスしているので表面的に見える指標
(分配金利回り、利益率、自己資本比率等々)で
機械的に選択するのもありかもね。
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