日本郵船と商船三井。
業績好調と増配発表を受けて、かなり話題の海運株2銘柄です。なんせ、配当利回り8%とか10%とかでしたから!
その後、2021年8月5日時点の終値ベースだと、配当利回りは下記です。
日本郵船:8.96%
商船三井:7.98%
すっかりJTやら三井住友FGとか霞みますねぇ~。
今回は話題のこの2銘柄について、個人的に高配当株投資の対象としてどう考えているか。
高配当株投資のポートフォリオに入れるかどうか。
先に重ねて言っておきます。あくまで私個人の考え方、私個人の高配当株投資の上での現時点での取扱いです。
(お前、アホやなぁーって思われるかもしれません…)
結論から言うと、私の高配当株投資のポートフォリオには加えづらいです。多分入れません。
理由は、いろいろ安定していないから。
例えば、日本郵船の損益や配当動向を見ると、以下の感じ。
(出典:IRバンクより)
次に、商船三井。
見事に不安定。
減配もザラにあり、正直高配当株のポートフォリオには組み入れづらいですね。
株価の評価損はあまり気にしないとはいえ、減配とか無配がちょこちょこあるのは耐えれません(笑)
また、商船三井の決算説明資料から一例を挙げると、以下のように市況に業績が大きく左右されるため、当然ですが利益や配当も不安定になります。
(出典:商船三井決算説明会資料より)
この点、金属価格等に左右される商社なんかも似た側面がありますが、商社の場合はいろんなビジネスを展開しているので一分野で業績が下がっても、他の分野でカバーし得るため、同じ景気敏感株ですが海運業ほどの業績のブレはないのではないかと感じています。そこは商社や他にもオリックスなんかの強みですよね。
中長期的に安定的に配当金を恵んでくれる会社を集めたいということから言うと、海運は現時点ではないかな、と。
そうはいっても魅力的な配当利回りなんだが。
とはいえ、とても魅力的な配当利回りです。
買いたくなりますねー(笑)
高配当株ポートフォリオには入れづらいですが、資金余裕があれば別途以下のような取り扱いはアリかもしれません。
余剰資金で趣味的に投資
高配当株投資の一環ではなく、お試しというか趣味的に投資はアリかも、と。
海運市況自体を鑑みると今後短期的には更なる増配もないとはいえません。
どうしてもそんな高配当をチャリン♪してみたい場合は。
短期投資として
高配当株投資とは別に、長期投資を目的としない投資はアリでしょうか。
基本は、セッセと高配当株を買っていくこととしていますが、例えば別に短期投資や金等に少し投資している方であれば、その枠組みの中で投資するとか。
今後株式市場全体の流れにも左右されますが、あまりにも配当利回りが高いので配当利回りが6%くらいまでは買われる可能性があると思います。そして、売却益を享受するというのは短期の戦術としては考えれます。私個人も、(このブログの為にも)勉強兼ねて、高配当株ポートフォリオとは別に、少額でインフラファンドや金ETFを買ってみたり、超少額のポイント投資を試したりしています。そこで少し、というのは考えれますね。
もしこの海運2銘柄に投資するとしたらこっちの観点かな。
基本は高配当株ポートフォリオを厚くしていくことなので、あまり例外的な投資はしない方が良いとは思いますが(心が弱いので例外投資がどんどん増えていきそうで(笑))、まぁ本筋に影響ない程度で。
重ねてですが、あくまで個人的な考えです。こんな高配当なのにアホやなーって思われるかも…。
尚、この2銘柄ですが、営業利益率低いなぁと見てて気づいた点があるので、次回はその辺りについて書くかもしれません。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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