高配当株センチュリー21・ジャパンの決算発表~
実は私、多額の在庫と多額の借入を抱えるマンションデベロッパーや住宅建設等への投資は高配当銘柄でもちょっと腰が引けてます。
一方、このセンチュリー21・ジャパンについては、不動産業の中では高財務かつFC事業というチャリンチャリンビジネスを行っていることで少しですが保有しています。
かなり小型株ですし売買も閑散としていて地味さは否めません…。
このブログも読んでもらえるやら(苦笑)
高配当株 センチュリー21・ジャパン 2022年3月期決算
概況
(出典:2022年3月期決算短信より)
- 売上高:37億26百万円(前年同期比△3.6%)
- 営業利益:8億67百万円(同△8.1%)
- 当期純利益:7億41百万円(同+5.2%)
減収・減益(営業利益と経常利益)!!
がーん…。
税金費用が減少したので当期純利益は若干増加していますが、売上も営業利益も減少しているので、正直残念な決算です。
理由は大きく2つありそうです。
- 加盟店が増えていない(前期末:989店 → 当期末:991店)
- 販管費の増加(前期末:16.6億円 → 当期末:19.0億円)
販管費の増加については、新基幹システムの減価償却費、オフィスレイアウト変更に伴う解体費・賃借料、広告費、人件費とのこと。
特に減価償却費については、
CF計算書を見ると0.5億円程度増加しています。
また、貸借対照表の無形固定資産部分、
ソフトウェア勘定は前期の約2億円→約8億円に増加しています。
恐らく3~5年での定額法償却と思うので、
ここ3年くらいは償却負担が重そう。
ちなみに、ソフトウェア仮勘定は制作途中のソフトウェアです。
完成するとソフトウェア勘定に振替えられます。
2023年3月期 業績予想
業績予想
増収ですが、減益予想…。
営業利益率も19.7%とついに20%を割ってしまう見込です。
会社の説明でも、やはり償却費負担が重いとのこと。
新規加盟店は91店予定らしいです。
ホントに、91店も増えるんかいな…??
配当予想
年間45円。
2022年3月期と同額。
センチュリー21・ジャパン ちょっと気になるトコロ。
減収減益傾向。
(出典:IRバンク より)
見事なまでに減収・減益傾向が見受けられます。
理由は、加盟店数の伸び悩みと、販管費増加、コロナでの不動産市況の低迷などかと思います。
あまり長期間減収・減益傾向が続くと
”高配当投資の対象としてどうなの?”
ってことになりそう…。
昨日のキヤノンのように回復してほしい☆
加盟店数。
なかなか売上が増えない要因の1つ。
加盟店数の伸び悩み。
(出典:2022年3月期決算短信より)
首都圏と関西圏以外には拡大の余地がまだまだありそうだけど、
どうでしょうか?
個人的にこの会社見る場合のスタンスはシンプルです。
早く1,000店を突破して維持して欲しい!
コロナ等での不動産取引件数自体の低迷もあるとは思いますが、キモは加盟店数かな、と考えています。
ちょこちょこ退店もあるようなのでその理由も気にはなりますけどね。
FC店舗の経営不振なのか、はたまた本部に不満があるのか…??
新基幹ソフトを作って運用開始した以上、少なくともあと数年は償却費の負担が重い状況からは逃げられません。
その後(償却終了後)浮上できるかどうかを
今後も確認していきたいと思っています。
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