おはようございます☆
もりっこ。です。
7994 オカムラ
またしても地味目の銘柄です(笑)
たまたま事務機・事務用品辺りの銘柄見ていた時に見つけた銘柄です。
時価総額は2,000億円程度。
小型株ですね。
2024年9月19日時点の配当利回りは約4.36%。
7994 オカムラ 概要
事業内容。
コクヨと並ぶオフィス家具の国内最大手ですね。
(後述しますが)机、オフィスチェアなどのオフィス環境事業と店舗用商品陳列棚(商環境事業)が収益柱の模様。
なんとなくわかりやすい事業や。
セグメントと最近の売上構成は以下の通りです。
(出典:決算補足資料)
圧倒的にオフィス環境事業の占める割合が
多いですね。
次いで商環境事業かな。
各セグメントの簡単な説明は以下です。
〇オフィス環境事業
ここは分かりやすいと思いますが、オフィス家具の単純な販売のみでなくオフィス移転・開設等時のオフィスデザインやプロジェクト管理まで行っているとのこと。
HPを覗くと事例が掲載されています。
(出典:HP)
こんなオフィスで働きたかったなぁ…。
〇商環境事業
(出典:HP)
〇物流システム事業
(出典:HP)
直近2024年3月期の各セグメントの利益率(内部消去前)は、
・オフィス環境事業:約10%
・商環境事業:約5%
・物流システム事業:約5%
圧倒的にオフィス環境事業の
利益率が優秀。
現在の株価と配当利回り。
2024年9月19日現在 株価:2,065円、配当利回り:4.36%
(株価のリンクはヤフーファイナンスへ跳びます)
最近だと2023年から株価は上昇基調でしたが、2024年8月に下落し回復中といったトコロかな。
収益状況。
①売上・利益推移。
売上高は、2024年3月実績で2,982億円程度。
(出典:IRバンク)
業績はここ15年程右肩上がり。
リーマンショック後のオフィス需要低迷には
苦しんだようです。
尚2024年3月期は、売上過去最高3期連続、営業利益過去最高5期連続更新!
ええやん♪
②営業利益率。
8.1%(2024年3月期)
ずっと5%前後でしたが、ようやくここまで上ってきました。
業種としては頑張っている利益率です。
個人的には営業利益率10%は欲しいので、
正直投資するには悩む部分です。
一応8%だとギリって感じ。
③(参考)ROE、ROA、EPS。
(出典:IRバンク)
ROEは11.7%(2024年3月期)。
高目。
EPSも伸びてるぜ。
重ね重ねですが、
ROEをこれからも上げていくには
利益率向上を通じてでお願いしたく…。
・オフィス家具に関してはコクヨと並ぶ大手。
・業績も好調(2024年3月期過去最高収益及び利益)
・営業利益率はまずまず(でももう一声!)。
・ROEも高目。
CF状況。
(出典:IRバンク)
営業CFは黒字キープ。
安定的とは言えないけど、
まぁOK。
財務状況。
①BSイメージ(直近2期)。
(出典:バフェットコード)
個人的な好みからすると、現預金の厚みはもうちょい欲しい(少なくて悪いというほどではない)。
ROEとはバーターになるけどね。
②自己資本比率。
61.1%(2024年3月期)。
まずまず高目。
こちらも世間一般には高いけど、個人的には垂涎というほどではありません(笑)
③現預金残高等。
2024年3月末時点で391.7億円(総資産の約13.8%)。
投資有価証券も加えると総資産の約30.5%。
一方で、借入金や社債は約208.6億円。
財務安全性はまずまず高目。
(垂涎というほどではない(笑))
ちなみに2024年3月期の配当支払は約71億円。
現預金の残高から配当継続力も大丈夫そう。
(出典:IRバンク)
一応有利子負債はゆるやかに低減させてます。
個人的には良い傾向です。
④利益剰余金の増加。
(出典:IRバンク)
利益剰余金も順調に増加しています。
配当状況。
直近の配当利回り:4.36%(2024年9月19日時点)
2025年3月期は1株当たり年間90円(前年から4円増配)。
増配は嬉しいよん!
(出典:IRバンク)
配当利回りが徐々に上がってきています。
今が一番高いくらいみたい!
(出典:決算補足資料)
2024年3月期から配当性向を引き上げています。
業績もここ数年過去最高を更新しているので、必然的に配当額も増加します。
でもなんだか不人気なのか、
配当利回りが下がらないわ。
やっぱ地味なのかな…(笑)
尚、自己株取得は柔軟に対応とのことですが、2021年3月期~2023年3月期において各年35億円~88億円の取得実績があります。
還元方針。
・配当性向40%目処。
・自己株式の取得は、投資の実行状況や外部環境等を踏まえ柔軟に対応。
・配当利回りは歴史的に見ても高い。
・配当性向40%目処。
PER。
私は高配当株でも割高な銘柄は購入しないのですが、、、
PERは約9.31倍(2024年9月19日時点)。
(PBRは1.13倍程度)
(出典:IRバンク)
どんどん低くなっている…。
PER過去推移をみる限り、現在はかなり割安な状況と言えそうです。
不人気…(ポツリ)
その他 オカムラに関する特記事項
2025年3月期着地見込。
(出典:2025年3月期1Q決算短信)
・営業利益:250億円 (同 +4.0%)
・経常利益:265億円 (同 +1.0%)
・親会社株主に帰属する当期純利益:210億円 (同 +3.6%)
増収増益予想!
営業利益率は8.1%と
前期と同様。
中経上方修正。
2024年3月期決算発表時に中経目標を上方修正しています。
(出典:2024年3月期決算説明資料)
素晴らしい!
とはいえ営業利益率は8%目標なので、ここをもう少し上げて欲しいかなー。
海外どうする?
オカムラの海外売上比率は2024年3月期で10%未満のようです。
ちなみに競合というか同業種を見てみると、
・コクヨ:約10%
・パイロット:約76%
・三菱鉛筆:約53%
・マックス:約45%
(マックスのみ2024年3月期、その他は2023年12月期)
必ずしも海外へ注力することが良いとも限りませんが
どうするんでしょうね?
日本法人の海外オフィス関連の受注とか
増えそうやけど?
不人気なのは会社も知っている。
会社としては、市場からの評価は低いという認識。
(出典:2024年3月期決算説明資料)
頑張ってきてるんですけど、
PERはどんどん低く、かつ
配当利回りは上がってきています。
こっちとしては良いことやけどな(笑)
(出典:2024年3月期決算説明資料)
頑張れー。
7994 オカムラ まとめ
〇評価できる点は、
- 業績は伸びている。2024年3月期過去最高収益&利益。
- 主力のオフィス環境事業は好調。利益率もなんとか2桁。
- EPS伸びている。ROEも高目。
- 財務安全性は低くない。
- 増配中。配当性向引上げ。
- 中経も上方修正。
- PER低目。
〇懸念点としては、
- 正直営業利益率もう一声欲しス。
- 国内向けが殆どだが長期的な需要をどう考えるか…。
- (多分)不人気!(懸念点でないかもですが(笑))
この割安さ、不人気なのは好みです(笑)
凄く目を引くとわけではないけど、
どの点もそこそこ優秀やな。
主力銘柄にはしづらいですが、数十銘柄保有するならその一角にはありかと思います。
特に現在のPFが景気敏感株(総合商社、メガバンク等)が多いのであれば、このような内需銘柄もあるとバランスが良くなると思います。
・2025年3月期の業績。
もし興味が湧いたら
研究してみて下さいまし。
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