おはようございます☆
もりっこ。です。
高配当株 朝日ネット。
第2四半期決算が発表されました。
数ある注目銘柄ある中でちょっと地味な銘柄ですが、個人的に長期間お世話になっている銘柄です。
私個人の取得価額だと配当利回り7%程度の高配当株ですが、
現在の株価から算出した配当利回りは約2.8%なので
現時点で高配当とはちょっと言い難い…。
朝日ネット 2022年3月期第2四半期決算
概況。
(出典:2022月3期第2四半期決算短信より)
- 売上高:5,693百万円(前年同期比+2.1%)
- 営業利益:944百万円(同+22.9%)
- 四半期純利益:671百万円(同△15.2%)
営業利益率は16.5%。
経常利益までは増収増益です。
純利益は減益ですが、前期は特別利益に
投資有価証券売却益約3億円があったためです。
尚、当期は「収益認識に関する会計基準」の適用があり単純に前期と比較できないので、決算短信上は前期比を「-」としているようです。
決算説明会資料では前期比%も記載されていますので参照ください。
(出典:決算説明会資料 より)
セグメント別。
インターネット接続サービス事業とインターネット関連サービス事業の2セグメントですが、前者が大部分を占めます。
(出典:決算説明会資料 より)
インターネット接続サービス売上
(出典:決算説明会資料 より)
収益認識に関する会計基準適用前なら、ISP「ASAHIネット」事業も増収。
「v6コネクト」事業が成長してきているようです。
V6コネクトとは、従来の規格「IPv4」に変わって新たに登場したのが次世代規格「IPv6」を利用した接続サービスで、場所や時間によって通信量が増えて従来規格だと通信速度が落ちてしまうようなことがなく利用できるようです。
インターネット関連サービス売上
(出典:決算説明会資料 より)
総売上の約86%をインターネット接続事業が占めます。
2022年3月期 通年予想
業績予想。
こちらも前期比記載されていませんが、増収増益予想。
配当予想
年間20円。
前年が19.5円なので若干の増配です。
前回の予想からは変更なし。
収益認識に関する会計基準の影響
どの銘柄も収益認識に関する会計基準の適用を今期から受けていますが、あまり細かな説明はない場合が多いです。一方、朝日ネットは決算説明会資料で須少し具体的に説明してくれていました。
どちらも、インターネット接続サービス事業の内のISPに関する売上への影響です。
簡単に書くと、
- 売上と原価のグロス計上から、朝日ネットの取分のみをネット計上へ変更。
- 従来、販売費及び一般管理費に計上されていたキックバック(販促費)を、売上から減額処理(+期間按分)へ変更。
前者は「減収、売上総利益以降各利益に影響なし」、
後者は「減収、売上総利益減益、営業利益以降の利益増益」となります。
これくらいどの会社も説明してくれてると
わかりやすい。
朝日ネットは、地味ですが携帯同様利用者側の乗換コストといったいわゆる”掘”のある銘柄と思っています。
また事業内容もインフラの提供といってよいと思います。
安定的に経営成績が推移する(してきた)傾向にあり急成長はあまり想像しにくいですが、高配当株ポートフォリオに安定感をもたらしてくれます。
ただ、今時点での配当利回りはあまり高くないので、
今からの投資はしづらいのが現況です。
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