スポンサーリンク

今後も米国住宅次第。【高配当株】住友林業(1911)2023年12月期決算

高配当株 住友林業2023年12月期決算 1911 住友林業

 

もりっこ。
もりっこ。

おはようございます☆
もりっこ。です。

高配当株 住友林業。
比較的人気の高配当株ではないでしょうか。
2/14に2023年12月期の決算発表がありました。減益決算ですが個人的には悪い決算ではなかったと思います。

かえでさん。
かえでさん。

2024年2月9日現在の株価は4,218円、
配当利回りは3.08%。

荒波さん
荒波さん

数年前から比べるとだいぶ配当利回り下がってきたな。

まぁ前提的にそうなんだけど…。

尚これら銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いします。
また記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
スポンサーリンク

住友林業 2023年12月期

経営成績。


(出典:2023年12月期決算短信

売上高:1兆7,331億円 (前年同期比 +3.8%
営業利益:1,467.5億円 (同 △7.3%
経常利益:1,594.1億円 (同 △18.2%
親会社株主に帰属する四半期純利益:1,024.7億円 (同 △5.7%
残念ながら前期比では減益決算です。
かえでさん。
かえでさん。

ただ、3Q時の通期予想からは、

売上も各利益も上方での着地でしたよ。

営業利益率:8.4%(前年同期は9.4%)と低下。
尚、住友林業は経常利益を重視しているようなのですが、経常利益率は9.1%と前期の11.6%から大きく下落しました。

セグメント。

(出典:2023年12月期決算及び2024年12月期計画

ご存じのとおり、主力はもはや国内住宅ではなく海外住宅(特に米国)です。

もりっこ。
もりっこ。

売上だと約55%。

経常利益に至っては全社の約70%を占めます。


(出典:2023年12月期決算及び2024年12月期計画

その米国市場ですが、増収の一方以下の要因で大きく減益となっています。

戸建住宅事業の販売単価下落による利益率低下。
・不動産開発事業の売却物件減少により減益。

かえでさん。
かえでさん。

とはいえ不動産開発事業の経常利益率は低いので、
主要な要因は戸建住宅事業の減益になります。

財政状態、CF状況。


(出典:2023年12月期決算短信

自己資本比率は41.6%とまずまず立派。
営業CFもしっかり黒字。

資産の前期比比較で目立つのは、、
・まず在庫で、全体で1,097億円増加しています。
・比較的M&Aに積極的で、のれんも約399億円増加。
・負債側では借入等有利子負債が約755億円増加。

荒波さん
荒波さん

在庫は米国の販売用不動産の増加が主な要因らしい。

CF計算書では、
・在庫増加による△CFの影響は大きい(△490億円)ものの、前期(△1,020億円)と比べると軽減。
・投資CFでの事業譲受や連結子会社株式取得による△CFが532億円と目立つ。

もりっこ。
もりっこ。

在庫の増加が大きいものの営業CF黒字という点は立派です。

 

前年同期比増収減益算。
但し、3Q時点の通期予想からは上振れでの着地。
主力事業の米国住宅に関して販売単価の低下から大きく減益 → 全社決算に影響。
④特に米国販売用不動産が増加。
⑤営業CFはしっかり黒字。
⑥M&Aの実行。

来期業績予想

業績予想。


(出典:2023年12月期決算短信

売上高:2兆650億円 (前年同期比 +19.1%
営業利益:1,615億円 (同 +10.0%
経常利益:1,730億円 (同 +8.5%
親会社株主に帰属する当期純利益:1,055億円 (同 +2.9%
しっかり増収増益。

かえでさん。
かえでさん。

今回記載しませんが、

売上高と経常利益に関しては中経数値もクリア見込です。

営業利益率は約7.8%、経常利益率は約8.3%。
もりっこ。
もりっこ。

下記のように米国市場の回復を見込んでいます。

荒波さん
荒波さん

やっぱ米国市場が肝やな。

配当予想。

年間130円(2023年12月期から5円増配)!!


(出典:中期経営計画の進捗と今後の取り組み

かえでさん。
かえでさん。

配当性向も30%未満という水準で安心感あり。

住友林業 気になるトコロ

米国市場趨勢。

住友林業の業績は米国次第です。

(出典:中期経営計画の進捗と今後の取り組み

荒波さん
荒波さん

金利高騰で買替が控えられている為
中古住宅は不足。

住友林業の状況。

そして、住友林業の米国戸建住宅の受注と販売状況。


(出典:2023年12月期決算及び2024年12月期計画

かえでさん。
かえでさん。

悪くないね。

もりっこ。
もりっこ。

特に受注については前期からかなり回復しているし、

他資料にも「2023年12月以降単月受注戸数は2ヵ月連続でプラス」だそうです。

(出典:2023年12月期決算及び2024年12月期計画

販売単価の下落止まって経常利益率は今の水準をキープしたい!

荒波さん
荒波さん

米国金利は今後上がる局面ではないと思うし、

現行の価格・利益水準キープできるといいな。

かえでさん。
かえでさん。

一方で景気後退という面が強くなると、

景気後退の影響はあるかもね。

まとめ

前期比減益決算(通期予想は超過)
主力の米国戸建住宅販売単価下落による減益影響大。
2024年12月期は増収増益予想。
2024年12月期配当増配!
肝の米国戸建住宅、受注は足元順調
海外M&Aやってます。

2023年12月期決算は前期比減益でしたが、一方通期予想からは上振れで、次期予想もしっかりとした増収増益+増配予想ということで、個人的には全体として良い印象の決算発表でした。

もりっこ。
もりっこ。

引き続き米国住宅次第で業績は変動しますが、

M&Aにも積極的で市場シェアは増加していく方向だと思うので、

今後も成長(特に売上は)は見込めそうです。

一方国内住宅は売上の約3割、経常利益だと約2割程度で今後も減少していきそうです。

荒波さん
荒波さん

JTの国内たばこ事業みたいな

感じになっていくんやろなー。

会社としてそういう方向(海外進出・拡大)に舵を切っている以上そうなると思います。
また景気敏感業種ですので、投資する際はその辺りも頭に入れておきたいですね。

かえでさん。
かえでさん。

凹む時には凹むかもー。

住友林業 2023年12月期決算でした。

それでは、よい1日を!
励みになります。よろしければ。
ブログランキング・にほんブログ村へ
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました