保有している株式を証券会社を通じて第三者に貸し出すことで「貸株金利」という収入を受け取る貸株サービスとういうものがあります。
(出典:楽天証券より)
一昔前までは、上場企業のオーナーのようにその銘柄を多量に保有している方が行っているイメージがありましたが、最近ではネット証券でも扱っていますので、大分敷居が低くなってきたと感じます。
また、私が実践している高配当株投資においては、投資した株式はよっぽどのことがないと保有し続けることが前提なので、置いている間も貸株を利用すれば更なるリターンが得られそうです。
貸株の特徴やメリット
貸出金利をもらえる
一番はこれですね。貸株金利が得られます。
どれくらいもらえるかですが、貸株制度を設けている証券会社によっても違いますし、銘柄によっても異なります。例えば2021年1月26日現在の楽天証券であれば、0.1%~となっていて、高い銘柄では10%超のものもあるようです。
(出典:楽天証券より)
で、興味のある方は貸株金利0.1%の銘柄まで、ざっとスクロールすると気づくと思いますが、高配当株投資で投資対象となるような安定(ボラティリティの比較的小さい)している銘柄の貸出金利は小さくなる傾向にあるようで、私も保有している高配当株式はほぼ全て最低金利の0.1%でした。
がっくし(笑)
恐らく、証券会社から第三社に貸出された株は、信用取引に使用されることが想定されるので、値幅が取れる銘柄であったり流通量の少ない銘柄ほど貸出金利が高くなるのだと思います。
売却も自由
これは意外かもしれませんが、貸株している株は、売却できないかというとそうでもなく、普通に売却できます。売却で自動的に貸株が終了となります。
流動性も担保されているので使いやすい制度かと。
インカムゲインの+αに
前述したように、売買を繰り返さず長期間保有しぱなっしの株については、”配当金に+α”ということで投資利回りの上昇が見込めます。この点メリットのある制度ではないでしょうか(勿論、自由に売却できるので短期売買する場合にも使えます)。
また、私が保有している銘柄はほとんど貸出金利0.1%でしたが、1%の銘柄になるとかなり投資利回りの上昇が図れるのではないでしょうか。
とはいえ高い貸出金利を求めて銘柄のファンダメンタル確認せず投資するのは本末転倒。
と、良いことばかりの貸株制度に思えますが、実は留意点も結構あります。次回はその辺りを紹介します。
それでは、よい1日を!
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