少し前の記事ですが、東証1部の配当額推移の記事を見つけました。
東証1部の配当額は増加傾向。
(出典:時事通信【図解・経済】東証1部の配当総額の推移 より)
ちょっと古いですが、ここ10年程度のおおまかな傾向を知ることはできると思います。
明らかに配当額は増えていますね。
10年程度(或いはそれ以上)株式投資を行っている人は、恐らく配当額が増えてきたという実感があると思います(配当のないベンチャーや高成長株のみに投資しているとかわりづらいかもしれませんが…)。
私自身もそう感じますし、決算説明資料等で株主還元の重視や配当性向の基準を示す企業が増えてきたように思えます。
但し、上記グラフは配当額だけで、利益や配当性向データもあわせて見ないと配当に関する株主還元姿勢云々のはっきりしたことは言えないかもしれません(なので、このブログは科学的な話としては弱いですが、あくまで私自身の雑感的なものとして捉えて下さい)。
配当額が増えているのは、利益の増加の影響もあるとは思いますが、徐々に株主還元を重要視する会社が増えてきた結果の1つかなと感じます。自己株買いもその一環ですね。
一方で、高成長企業は配当を出す(増やす)よりも、企業成長を通じた株価上昇を株主還元と捉えています。株主側もその認識と思います。
高配当株投資をするにあたって。
特に日本株で高配当株投資を行う上では、企業の株主還元の姿勢だけを考えるとここ10~20年で良い環境になってきたんだと思います。
一方で、その分従業員還元が少なくなっているのでは?といった考え方もあります。株主の立場からは利益を出して配当増やしてくれるに越したことはありませんが、自分達の給与ひいては国全体の消費やGDPなんかを考えるとなかなか悩ましいところですね。
いずれにしろ、企業の株主還元の姿勢、特に配当への姿勢は今後しばらく大きく変わることはないと思います。
業績悪化による減配は当然ありますが、高配当株投資を行うには良い環境ですので、恩恵をしっかり受けていきたいと思います。
それでは、よい1日を!
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