高配当株(候補)アサンテ(6073)。
一昨日業績予想の修正を発表しました。
良い方ではなく悪い方。
私自身アサンテは興味あるのですがまだちゃんと詳細確認できていない銘柄です。
シロアリ駆除がメインの会社です。
高配当株として投資されている方も少なくないかと思いますので、今回は業績予想の修正をざっと確認します。
高配当株(候補) アサンテ 業績下方修正
会社発表。
まず、会社の発表です。
(出典:アサンテ 特別損失(のれんの減損損失)の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ)
子会社のハートフルホームの業績が芳しくないようですね。
ハートフルホームとは、北海道でリフォームや増改築を行っている建築会社です。
2020年7月にアサンテのグループ会社になったようです。
(出典:ハートフルホームHPより)
子会社ハートフルホームの収益規模は?
アサンテは単一セグメント開示なので、決算短信からはハートフルホームの収益規模が不明。
探してみると、、、
株主通信には以下の記載がありました。
(出典:第49期中間株主通信 より)
上記の図から、ハートフルホームの売上は連結ベースの10%以下ということですね。
10%なのか数%なのか、
ちょっとわかりづらい。
2021年3月期の有価証券報告書によれば、、、
2021年3月期の有価証券報告書に記載されている連結及び個別の数値は以下でした。
- 連結 売上高:13,843百万円 営業利益:1,602百万円
- 個別 売上高:13,154百万円 営業利益:1,674百万円
当時は(恐らく現在も)連結対象の子会社はハートフルホーム1社だけなので、上記の損益の差額がそのままハートフルホームの業績に近いと思います。
敢えて「近い」と書いているのは、
連結決算作成時に内部取引の消去などがあり、
子会社単独の決算書に少し調整が入っているかもしれないので。
いずれにしろハートフルホームの売上や利益はアサンテグループ内ではそんなに大きな割合ではなさそうです。
というか寧ろ少し。
ちょっと気になるのは、上記2021年3月期の有価証券報告書数値で「連結の営業利益 < アサンテ単独の営業利益」となっている点。
前期もハートフルホームの業績が芳しくなかった
(というか営業損失だった)ことが推察できます。
そして今期も芳しくなくて、監査法人に
”子会社の資産減損しろー”って言われてるのが
目に浮かぶ…。
(違ってたらすいません。勝手な妄想です(笑))
で、減損損失は特別損失(会社IRの表記とおり)なので、通期業績予想の下方修正の各数値の内、当期純利益の減少額が最も大きくなっています。
売上高や営業利益を下方修正しているのも、
子会社の業績不振の影響が大きいのではないかな~??
下方修正とはいえ。
下方修正をしたアサンテですが、未だ営業利益率10%近くあります。
すごく高いわけではないですが悪くない数値です。
また、2022年3月期第3四半期の貸借対照表を確認すると、以下の通り財務安全性は抜群。
- 現預金残高は総資産の約47%
- 自己資本比率は約82%
配当は据置き予想。
高配当株投資において大事な配当です。
今回の業績下方修正でも、今のトコロ配当はそのままとしています。
配当利回りは、2022年4月21日時点で4.2%となかなか高水準。
高配当株の候補としては、まだ検討してもいいかなと個人的には考えています。
まだちゃんとは確認していないので(候補)のままですけどね。
ただ、業績が下落気味な点は大きなマイナスです。
最終的な決算着地も確認しないとね。
それでは、よい1日を!
尚、当然ですが、この銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の判断は自己責任で。また、記載内容や数値は記事投稿時点でのものです。
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